管理人のイエイリです。
これまでのマンションやビルなどの外壁診断は、足場を設置したうえで打診調査を行うケースが多く、コストや時間がかかっていました。
そこでドローンに赤外線カメラを搭載して外壁を撮影し、温度差から劣化の可能性がある箇所を把握しやすくする方法も広がってきました。
しかし、実際には「飛ばせば終わり」ではありません。撮った後の赤外線画像や写真を外壁の図面と重ね合わせたり、報告書を作ったりする作業まで含めると、なかなか骨の折れる仕事です。
こうした後処理の負担を大きく減らしてくれそうなサービスが登場しました。
ドローンで撮影した外壁の写真や赤外線画像から、
ナ、ナ、ナ、ナント、
立面オルソ画像
を自動作成してくれるのです。(CLUEのプレスリリースはこちら)
このサービスは、CLUE(本社:東京都港区)がこのほど提供を開始した「DroneRoofer外壁診断」というものです。
ドローンによる外壁診断で、地味にして重たい後処理の部分を、かなり本気で減らそうというものです。
まず赤外線ドローンで外壁を撮影し、その大量の画像をクラウド上で自動統合して、壁面全体を見渡せる「立面オルソ画像」にまとめます。これによって、担当者が何百枚もの写真を1枚ずつ仕分けし、位置関係を考えながら資料化する作業を自動化できます。
その結果、診断や報告書作成の工数を最大90%削減できるとのことです。
つまり「DroneRoofer外壁診断」の利点は、劣化の可能性がある箇所を整理しやすくし、写真や位置情報をまとめながら報告書化する作業を楽にする実務支援パッケージだと言えそうです。
といっても、従来の手作業によるワークフローを、いきなり自動化するためには、それなりの段取りやコツがあります。
そこで同社は、このシステムを導入した企業がうまく業務を回せるようになるまで、
伴走支援による指導
も行っています。
例えば、ドローンの操縦技術や法規制への不安、赤外線解析ノウハウの不足に対しては、専門スタッフが直接サポートするとしています。
まずはドローン撮影を代行してもらい、徐々に自社運用へ移行しながら、業務全体の内製化を進めていけます。
CLUEは今後、AIによる損傷箇所の自動検知機能の拡充や、報告書作成のさらなる自動化も進めるとしています。
人手不足が深刻な建築業界にとって、こうした地味な裏方業務を軽くする仕組みが広がれば、外壁点検の内製化や省力化が進みそうですね。



















