管理人のイエイリです。
住宅の新築やリフォームの営業活動では、3DデザインソフトやVR(バーチャル・リアリティー)を活用することが当たり前になりつつあります。
イオグランツ(本社:大阪市中央区)が企画、インフォマティクス(本社:川崎市)と共同開発した「EOPAN Cloud Professional」も、こうした目的に使われているアプリの一つです。工務店は住宅プランを「Walk in home」という住宅プレゼンソフトで3Dモデル化し、クラウドにアップします。
すると、お客さんは提案書に印刷されたQRコードから3Dモデルにアクセスし、スマートフォンアプリと簡易型VRゴーグルでその住宅内を
ナ、ナ、ナ、ナント、
VRでウォークスルー
できるのです。(イオグランツのプレスリリースはこちら)
まあ、ここまでは似たような製品もいろいろと発売されているので、「あー、また住宅のVRソフトか」と、食傷気味に思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、EOPAN Cloudが違うのはここからです。お客さんが住宅のVRにアクセスすると、工務店にメールで通知されるのです。
つまり、VRにアクセスしたときのログ解析がタイムリーに行えるということですが、同社は2019年5月、この機能について特許を取得しました。(顧客の関心領域とアプローチのタイミングを判定し販促に利用できる情報システム。特許第6530459号)
アクセスログの端にある「再生ボタン」をクリックすると、
ナ、ナ、ナ、ナント、
お客さんの視線
がそのまま再生されるのです。
この機能は、法的にはサーバーのアクセスログ解析の一環として扱われるので、特にお客さんには了解をとる必要はありません。しかし、大手工務店など向けには、VRのアクセス解析している旨について、事前に了解をとる画面構成も可能と言うことです。
お客さんの“視線ログ”を再生した例
これを見ると、お客さんが提案のどの部分に関心を持っているのかが、ひと目でわかりますね。また、せっかくVRを作っても、再生が少ないと、「お客さんの心に刺さらなかった提案だったのかも」という反省材料にもなります。
実際に、ある工務店が作成したVRが1回も見られていないことがありました。そこでプランのテイストを大幅に変えて再度、提案したところ、お客さんに大好評で“逆転受注”に成功したこともあったそうです。
これまで自社の提案に対するお客さんの反応がイマイチだったという工務店の方、このシステムでお客さんが何に関心をもっているのかを研究してみてはいかがでしょうか。
同社ではこのソフトの活用法を体験できる無料セミナーを、2019年7月9日浜松、8月6日大阪、9月10日埼玉、10月10日東京、11月5日名古屋、12月日仙台で開催するそうです。見てみたい方はセミナ事務局(TEL:06-6885-4880/E-Mail: sr@re-feed.jp)までお問い合わせください。