管理人のイエイリです。
オフィスや会議室などの天井には、空調された空気を吹き出す「室内ユニット」という機器があります。
室内のコントローラーで一応は温度設定が行えるものの、室内の各部分では寒すぎたり暑すぎたりというムラがありがちでした。
こうした問題を解決するため、日立アプライアンスは「てんかせ4方向」という快適性を向上させた室内ユニットを開発し、2014年4月に発売することになりました。
4個の人感センサーと1個の輻射温度センサーを搭載し、
ナ、ナ、ナ、ナント、
人数や活動量を読んで
空調を調整してくれるのです。
4個の人感センサーを備えた室内ユニット「てんかせ4方向」(写真・資料:日立アプライアンス。以下同じ) |
会議室などの場合、人感センサーによって室内にいる人の活動量を検知し、人の動きが多い場合は通常運転、少ない場合は運転を控えめにセーブします。さらに30分以上人がいなくなった場合はさらに運転を控えめにします。そして不在が続くと運転を停止することもできます。
人感センサーによる空調運転の制御 |
オフィスなどでは4個の人感センサーで4個の吹き出し口ごとに人の活動量を検知し、人のいるエリアに向けて多くの風を送ります。設定によって人に風を当てたり、当てなかったりの調整も可能です。
人感センサーによる吹き出し方向の制御 |
また、会議室など人の出入りや人数が多いへやでは輻射温度センサーによって輻射温度が上がると人数が増えたと判断し、その後の
温度変化を予測して
空調能力を調整することで室内温度の上昇を防ぎます。
空調の吹き出し口も、人数や人の活動状況など“空気を読んで”空調してくれるとは、賢くなったものですね。
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