管理人のイエイリです。
昨日(6/8)、東京・港区のホテルオークラで、コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)が、会員のベンチャー企業を対象に表彰する「第8回CSAJアライアンス大賞」の授賞式がありました。
第8回CSAJアライアンス大賞の授賞式会場の様子(写真:家入龍太。以下同じ) |
今回、“ノミネート”された企業は合計32社。その中から「特別賞」に選ばれたのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
フォーラムエイト
だったのです!
特別賞の発表(左写真)と賞状、盾を受け取るフォーラムエイト代表取締役社長の伊藤裕二さん(右写真の右側) |
クラウド上で利用できるバーチャルリアリティーシステム「UC-win/Road for SaaS」や土木設計システム「UC-1 for SaaS」、スーパーコンピューターをクラウド上で利用できるようにした「スパコンクラウドサービス」の取り組みが、受賞につながりました。
「UC-win/Road for SaaS」「UC-1 for SaaS」の概要 |
「スパコンクラウドサービス」の概要 |
また、「奨励賞」にはモバイルシティ・ジャパンが選ばれました。最優秀賞と優秀賞は「該当なし」となりました。
同賞は起業家のモチベーションを高め、市場でブレークスルーできるような日本企業の創出を支援するために、平成15年度に創設されました
受賞候補に“ノミネート”されるには、CSAJが開催するアライアンスビジネス交流会で自社の製品やサービスについてプレゼンテーションすることが必要です。
プレゼンテーションをきっかけに、他社との提携の実績や見込みや、商談件数、将来性・市場性・技術性、プレゼンテーション時の熱意や巧みさなどを評価委員会が審査し、表彰するものです。
伊藤さんは「プレゼン後、スパコンクラウドサービスについて神戸市からアプローチがあった。すでに4月から運用を開始しており、来年は開発中の次世代スパコン『京(けい)』を使ったサービスも提供できそうだ」と語りました。
また、表彰式の後の講評では、いい技術ができても、
「売れないと意味がない」
と、この賞の趣旨が力説されていました。
授賞式の後は、日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏が「震災からの復興とビジネスの継続性を支えるIT」と題して講演し、同社に導入されたパソコン電話システムや震災直後の在宅勤務、被災地へのパソコンやゲーム機「Xbox kinect」の寄贈などについて紹介しました。
その後、懇親会が行われ、会場の一角に設けられたフォーラムエイトのブースには、人だかりが絶えることがありませんでした。
自分の動きとロボットの動きを同期させるパフォーマンスも登場した樋口泰行氏の講演(左)と、懇親会場に設けられたフォーラムエイトのブース |