オンワードが作業服の着心地を3D解析し、ストレス軽減! 東鉄工業の新ユニフォームに採用
2024年10月9日

管理人のイエイリです。

鉄道工事でおなじみの東鉄工業と関係会社が、2024年10月1日、33年ぶりにユニフォームを刷新しました。

誠実さや落ち着きを連想させるダークグリーンをメインカラーとし、同社のコーポレートカラーである「シンシアグリーン」をアクセントに入れたスタイリッシュなデザインです。

33年ぶりにリニューアルされた東鉄工業のユニフォーム。夏スタイル(左)と冬スタイル(右)(以下の写真、資料:オンワードコーポレートデザイン)

33年ぶりにリニューアルされた東鉄工業のユニフォーム。夏スタイル(左)と冬スタイル(右)(以下の写真、資料:オンワードコーポレートデザイン)

デザインだけでなく、これらのユニフォームには、隠されたクオリティーがあります。

しゃがんだ時や膝を曲げ伸ばしした時に、身体にストレスがかからないように、

ナ、ナ、ナ、ナント、

着心地を3D解析

して、設計されているのです。(オンワードコーポレートデザインのプレスリリースはこちら)。

しゃがんだ時の着圧比較。左が東鉄工業の新ユニフォーム、右がオンワードの従来品

しゃがんだ時の着圧比較。左が東鉄工業の新ユニフォーム、右がオンワードの従来品

ひざを屈伸した時の着圧比較。左が東鉄工業の新ユニフォームパンツ、右がオンワードの従来品

ひざを屈伸した時の着圧比較。左が東鉄工業の新ユニフォームパンツ、右がオンワードの従来品

新ユニフォームを開発したのは、スーツでおなじみのオンワードグループで、制服などを手掛けるオンワードコーポレートデザイン(本社:東京都千代田区)です。

バーチャル環境で、ひざや股にかかるパンツの着圧を繰り返し検証し、しゃがんだ時など身体にかかるストレスを軽減する股下の「マチ」を設計、現場での動きやすさや快適性を向上させました。

また作業用ユニフォームに適した新素材を採用することで、冬用のブルゾンやパンツは、従来品に比べて伸長率1.5倍でありながら軽量、高耐久で保温性に優れています。

夏パンツは伸長率3倍で通気性1.5倍を実現し、高い通気性や速乾性、防透性、吸汗性も兼ね備えています。

そして、長袖シャツや半袖シャツは、

伸長性4倍、通気性5倍以上

を実現。ノーアイロンで着られるトリコット素材を採用しました。

一方、東鉄工業と同じ日、相鉄グループの相鉄企業(本社:神奈川県横浜市)でも、清掃作業員用にオンワードコーポレートデザインが製作した新ユニフォームに切り替わりました。

こちらも激しい動きのある業務も快適に行えるように高機能素材を選定し、速乾性や吸汗性、ストレッチ性を向上させました。駐車場などの暗所作業でも見えやすいように、再帰性反射素材を使用したほか、大容量のポケット付きエプロンや修理不要で裾上げができる裾を採用しました。

また、ジェンダーフリーの観点から男女同一のデザイン・仕様となっています。

相鉄企業の新ユニフォーム

相鉄企業の新ユニフォーム

大容量ポケットが付いたエプロン(左)。修理不要で裾上げ可能な裾(右)

大容量ポケットが付いたエプロン(左)。修理不要で裾上げ可能な裾(右)

こんなカッコよく、作業性や快適性にも優れたユニフォームだと、仕事も楽しくなりそうですね。企業イメージにもいい影響を与えそうです。

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