鹿島がDRONE SPORTSのドローンをサブスク開始! 機体破損時も“即交換”の安心感とコスパを評価
2025年3月18日

管理人のイエイリです。

工事現場や維持管理などの業務では、工事写真の撮影や測量などの業務にドローン(無人機)が多く使われる時代になりました。

そこで悩ましいのは、ドローンの機体を自社で購入するか、それとも機体込みで外注に任せるかという問題です。

自社でドローンを購入した場合、飛行中に機体が壊れると修理などの期間、使えなかったり予想外の支出に見舞われたりする心配もあります。

ドローンによる現場点検の様子(以下の写真、資料:DRONE SPORTS)

ドローンによる現場点検の様子(以下の写真、資料:DRONE SPORTS)

こうしたドローン活用の心配を払拭するため、鹿島は新しい導入方法を採用しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

ドローンを「サブスク」

するという方法なのです。(DRONE SPORTSのプレスリリースはこちら

このサブスクリプションサービスはDRONE SPORTS(本社:大阪府箕面市)が提供しているもので、同社が独自開発した国産の産業用ドローン「Rangle」を貸し出すものです。

鹿島が導入したのは、大企業向けの「エンタープライズプラン」というもので、今回が導入第1号となります。

このプランは、Rangleシリーズの3機種から、現場の特性に応じて柔軟な機種選定が行えるものです。機体が壊れた場合には、即時交換や修理もできるため、工事現場という過酷な環境でも機体の損傷リスクを恐れることなくドローンを活用できます。

サブスクで使える3種類のドローン

サブスクで使える3種類のドローン

●各機体の特徴

• Rangle5
直径355mmの球体型ドローンで、プラントや工場の点検に最適。最大12分の飛行時間と1000mの通信距離を誇り、広範囲の点検をリアルタイムで行える。

• Rangle mini
直径280mmで球体型ドローンとしては最小クラス。火力発電所の炉内ボイラー点検など、より狭い空間での運用を想定。最大10分の飛行時間。

• Rangle micro
超狭所空間の点検向け。屋根裏や配管内部、地下ピットなど、従来の点検手法では確認が困難だった場所への侵入が可能。最大8分の飛行時間を確保し、高輝度LEDや高性能カメラを着脱可能で、最大4K画質の撮影に対応。

鹿島が「Rangle」を選んだ最大の決め手は、コストパフォーマンスでした。

ドローンで現場内を点検するために求められる様々な機能を満たしたうえ、低価格であること。そして各種のサポートがあり、機体の損傷リスクを恐れることなくドローンを利用できる点を評価したものです。

鹿島は「屋内用ドローン」の有効活用を目指し、安価でサブスク利用が可能なDRONE SPORTSの「Rangle」シリーズを試用してきました。

これまでネックとなっていた機体破損時の対応やバッテリー交換などへのサポート体制が充実しているため、今回、期間を決めてのサブスクプランを導入しました。

地下ピットにおける新機種「Rangle6」のテスト運用風景

地下ピットにおける新機種「Rangle6」のテスト運用風景

鹿島は今後、エンタープライズプランのサポート内容の1つである

操縦訓練のサービス

を利用して、社内のドローン活用人材を育成していく予定です。

ドローンのサブスク利用にかかわった両社のスタッフ

ドローンのサブスク利用にかかわった両社のスタッフ

これからドローンを導入し、早期に内製化を進めたい企業や、破損による業務中断を避けたい現場では、ドローンをサブスクで利用するという選択肢もありそうですね。

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