管理人のイエイリです。
クルマを持っていないマンションの住民が、ちょっとかさばる買い物をしたり、交通の便が悪い場所に出掛けたりするとき、手軽にクルマを借りられるカーシェアリングシステムが近くにあると便利ですね。
短距離の利用が多い場合だと、従来のガソリン車より、電気自動車(EV)も使いたくなります。
こうしたマンション住民の要望にこたえて、オアシスソリューション、サイトレック、三菱自動車工業は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
日本初のマンション向け
EV専用カーシェアリングシステムを共同開発したのです。
その名も「MiEV SHARE SYSTEM」(仮称)というもので、マンション敷地内にEVの貸し出しステーションを設け、マンション住民はパソコンや携帯電話などからインターネット経由で利用日時を予約します。
予約時間になると、予約管理されたキーボックスから鍵を取り出してEVを利用し、EVの使用後にキーボックスに返却する仕組みです。
こうした方法を採用することで、EVに特化した予約管理機能を低価格で構築できました。
「MiEV SHARE SYSTEM」(仮称)のシステム概要図(資料・写真:三菱自動車工業) |
キーボックス(左)と充電器 |
いざ利用しようというとき、EVはバッテリーに充電されていないかどうか、心配ですね。そこで予約段階から充電時間を考慮した受付を行うほか、車両の返却時にクルマ検知センサーが作動して、充電ケーブルの挿し忘れを警告する機能も付いています。
三菱自動車工業の電気自動車「i-MiEV」には、16kWhの容量を持つ蓄電池が搭載されており、一般家庭の1日~1.5日分の電力を蓄えられます。そのため、災害時の非常用電源としても利用できます。
鍵をキーボックスで管理するという方法を採用したため、
バイクや自転車など
これまで難しかったものもシェアリングできるというのも強みです。多くの住民がいるマンションのメリットを生かして、たまにしか使わないものをシェアリングすることで、マンションライフはますます快適になりそうですね。