管理人のイエイリです。
節電やCO2削減への関心が高まっていますが、マンション1戸当たりのCO2発生量を比較することは結構、難しい問題があります。
というのは、住宅機器メーカーごとに電力消費量の算出基準が違うため、単純に合計して算出することができないからです。
一般的なマンションのCO2排出量比率(資料:長谷工コーポレーション) |
そこで、長谷工コーポレーションは、「住戸のCO2削減量を見える化するプログラム」を開発しました。
3LDK、75m2のモデルプラン住戸で、
4人家族が標準的な生活
を送った場合のCO2排出量を算出できるのです。
「住戸のCO2削減量を見える化するプログラム」のイメージ図 |
このプログラムは表形式により、専有部で使用する給湯器や浴槽、照明器具などの住宅設備機器や、開口部や断熱仕様など入力し、マンション1戸ずつの年間CO2排出量を算出します。
比較対象として設置済みの機器や標準的な機器を「ベース仕様」として入力することで、CO2の削減率や、
電気・ガス料金の削減コスト
などもカンタンに計算できます。
機器の種類別CO2排出量の比較例 |
ベース仕様と提案仕様のCO2排出量比較例 |
これだけはっきりと、CO2削減量や電気・ガス料金が具体的な数字で示されると、お施主さんも省エネ機器選びが真剣になりそうですね。
長谷工コーポレーションでは新築分譲マンションの設計提案にこのプログラムを活用していくほか、長谷工リフォーム(本社:東京都港区)によるリフォーム提案にも活用していくそうです。
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