観光地で充電!EVでドライブしたくなる「マッシュアップ戦略」
2012年2月20日

管理人のイエイリです。

電気自動車(EV)や電動二輪で長距離ドライブに出掛けるとき、何と言っても気になるのが充電スポットです。これまでは「充電スタンド情報」と「観光情報」をそれぞれ別のウェブサイトで調べ、自分でドライブプランを作る必要がありました。

そこで、デンソーコミュニケーション日本ユニシスは、EVによるドライブ旅行を支援するため「EV観光プラットフォーム」を開発し、このほど静岡県を対象にした「ふじのくにEV観光プラットフォーム」というサービスを開始しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

観光地図に充電スタンド

 

を表示し、充電をスケジュールに入れた「ドライブプラン」が作れるのです。

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「ふじのくにEV観光プラットフォーム」のウェブサイト。地図を拡大すると観光スポットの情報とともに充電スタンドの位置(赤い円の部分)も表示される(資料:デンソーコミュニケーション、日本ユニシス。以下、同じ)

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充電スタンドのアイコンをクリックすると、営業時間や電圧タイプなどの詳細情報が表示される

このサイトは、デンソーコミュニケーションズが運営するドライブ情報サイト「びあはーる」と、日本ユニシスが運営するEVやPHV向けの充電インフラ情報サービス「smart oasis」が連携したものです。

びあはーるは、ウェブサイト上の地図で訪ねたい観光スポットを選び、ドラッグアンドドロップしていくと、カーナビのように自動的にドライブルートを作成し、「旅のしおり」を作ってくれるサービスです。

今回、観光スポットと同様に充電スタンドを扱えるようになったため、ドライブルートや旅のしおりに「充電」を組み込むことができるようになったわけです。

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「EV観光プラットフォーム」の情報連携イメージ

びあはーるとsmart oasisは、どちらも地図上で情報提供を行ってきました。今回は複数の情報を組み合わせる

 

マッシュアップ

 

を、観光と充電という異なる分野で実現したものです。

EVは、スマートハウスの「蓄エネ」装置、プラグインハイブリッド車(PHV)は「創エネ」装置としても注目されています。

EVやPHVの関連製品であるスマートハウスのモデルハウスに急速充電器などを備え、その情報をEV観光プラットフォームと「マッシュアップ戦略」を行うことで、充電のためにモデルハウスに立ち寄ってもらうこともできそうですね。

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