100年前の甲子園球場を3Dモデル化! 朝日新聞社が100周年記念コンテンツをWeb公開
2024年8月19日

管理人のイエイリです。

2024年、夏の高校野球大会は、会場の阪神甲子園球場が100周年を迎えたことも相まって、格別な盛り上がりを見せています。

出場校も、創立100周年を迎えた栃木県代表の県立石橋高校が、夏の大会に初出場し、初勝利を挙げるといった「100周年」にちなんだ話題が目立ちます。

2024年8月13日に行われた栃木代表・石橋高校対宮城代表・聖和学園の試合で、石橋高校応援団に参加したイエイリ(左)と、試合前、アルプススタンド前に整列した石橋高校ナイン(写真:家入龍太)

2024年8月13日に行われた栃木代表・石橋高校対宮城代表・聖和学園の試合で、石橋高校応援団に参加したイエイリ(左)と、試合前、アルプススタンド前に整列した石橋高校ナイン(写真:家入龍太)

第106回を迎えた全国高校野球選手権大会の主催者である朝日新聞社も、100周年を記念してWeb上にスペシャルサイト「甲子園球場100年のページ」を開設しました。

その目玉コンテンツは、100年前の甲子園球場を

ナ、ナ、ナ、ナント、

3Dモデルで再現

したものなのです。(朝日新聞社のプレスリリースはこちら

100年前の甲子園球場を再現した3Dモデル。丸囲み数字で表示された「ポイント」をクリックすると、各部の解説記事が読める(資料:朝日新聞社)

100年前の甲子園球場を再現した3Dモデル。丸囲み数字で表示された「ポイント」をクリックすると、各部の解説記事が読める(資料:朝日新聞社)

3Dモデル上には丸囲み数字で11カ所の「ポイント」があり、それをクリックすると各部分の解説記事が読めるようになっています。

1924年に建設された時、着工から竣工までの期間はわずか4カ月半と、非常に短い工期だったとのこと。

開設当初、内野席は鉄製の「大鉄傘」で覆われ、アルプススタンドや外野席は盛り土で作られていたそうです。

3Dモデル上で1塁側アルプススタンド付近からグラウンドを見たところ(資料:朝日新聞社)

3Dモデル上で1塁側アルプススタンド付近からグラウンドを見たところ(資料:朝日新聞社)

建設当初の大鉄傘。支柱は現在よりも多かったようだ(資料:朝日新聞社)

建設当初の大鉄傘。支柱は現在よりも多かったようだ(資料:朝日新聞社)

外側から見た100年前の甲子園球場(資料:朝日新聞社)

外側から見た100年前の甲子園球場(資料:朝日新聞社)

「ポイント」をクリックすると各部の解説記事が読める。建設当初から高校野球は大人気で超満員だったとのこと(資料:朝日新聞社)

「ポイント」をクリックすると各部の解説記事が読める。建設当初から高校野球は大人気で超満員だったとのこと(資料:朝日新聞社)

そのため、球場に入りきれなかった人たちは、球場外の木や建物に上って試合観戦をしていたそうです。

球場外の建物の屋根に上って観戦する人々(資料:朝日新聞社)

球場外の建物の屋根に上って観戦する人々(資料:朝日新聞社)

同じ角度で3Dモデル見たところ(資料:朝日新聞社)

同じ角度で3Dモデル見たところ(資料:朝日新聞社)

甲子園球場も100周年を迎えて、新たな一歩を踏み出そうとしています。

それは、2028年春に

アルプススタンドにも銀傘

が設置されることなのです。(阪神電気鉄道のリリースはこちら

2028年春、アルプススタンドに銀傘が設置された完成イメージ(資料:阪神電気鉄道)

2028年春、アルプススタンドに銀傘が設置された完成イメージ(資料:阪神電気鉄道)

銀傘工事の工程計画(資料:阪神電気鉄道)

銀傘工事の工程計画(資料:阪神電気鉄道)

1塁側、3塁側のアルプススタンド後方に売店や個室観覧エリアなどを設けた鉄骨造6階建てのビルを建設し、その上から巨大なカンチレバー型の屋根が張り出す構造です。

これによりアルプス席の約7割は屋根で覆われ、中段付近の日照時間は真夏で1日当たり約6時間減る見込みです。

屋根には太陽光パネルを設置し、建物外壁にはリサイクル素材を活用して、サステナビリティの観点から環境負荷低減にも取り組みます。2028年の完成が楽しみですね。

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