管理人のイエイリです。
昨年から工事現場用のiPadやAndroidなどのタブレット端末用のアプリがどんどん発表されるようになり、大手建設会社で施工管理のために導入されたり、専門書が出版されたりしています。
しかし、雨やほこり、落下などの心配がある屋外でタブレット端末を使うためには、防護ケースに入れるなどの対策が必要でした。
こうした過酷な条件がそろっている現場で、工具感覚で使えるタブレット端末がパナソニックの「タフパッド FZ-A1」です。昨年11月から法人向けに受注を行ってきましたが、ついに9月に発売されることになりました。
そのコンセプトは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
「工具感覚のタブレット端末」
というものです。
工具箱の中から無造作に取り出して、図面や組み立て手順を確認するような使い方がイメージできますね。
9月に発売されるタフパッド FZ-A1の外観(写真:パナソニック) |
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現場での使い方イメージ(資料:タフパッドのウェブサイトより) |
120cmからの落下試験に合格した頑丈さに加え、IP65準拠の防じん・防滴性能を持つタフパッドには、屋外でも見やすい10.1型の高輝度液晶や表裏にはそれぞれ200万画素と500万画素のカメラが搭載され、GPSやデジタルコンパス、加速度センサーを備えています。
ビジネス向けに作られているため、セキュリティー機能やWi-Fi、3G通信モジュールなどネットワーク機能も充実しています。背面にデジタイザーペンが収納できるのもありがたいですね。
「工具感覚で使えるタブレット端末」という新しいコンセプトで作られたタフパッドは、今後、現場で使う図面やマニュアル代わりになるかもしれません。
タフパッドの発売を記念して、日経BP社では9月5日に東京・有明で「攻めるIT経営~タブレット端末で広がるビジネスソリューション」という無料イベントを開催することになりました。
一般ビジネス向け、製造業向けのほか、建設業向けセッションが開催され、
ナ、ナ、ナ、ナント、
大成建設の田辺要平氏
とイエイリが、「タブレット端末で変わるこれからの建設現場」というテーマで対談することになったのです。
セミナー「攻めるIT経営」での建設業向けセッション概要(資料:日経BP社) |
大成建設と言えば、図面を現場で見ながらメモや写真、動画、音声などをひも付けできるようにしたアプリ「Field Pad」を導入したことで知られています。田辺氏との対談で、タブレット端末の活用でこれからの工事現場はどう変わるのかが見えてきそうです。
ぜひ、ご都合のつく方はご参加くださいね。