管理人のイエイリです。
高知県香美市にある宮村鉄工は2018年、NTTドコモと共同で「HoloLens」を使って建築用鉄骨の製作や出来形管理を効率的に行うMR(複合現実)ソリューション「建築鉄骨MR基盤」を開発しました。(2018年6月5日の当ブログを参照)
その後、このソリューションは「L’OCZHIT(ロクジット)」と命名され、開発はNTTドコモが2020年8月に設立した複合現実製作所(本社:東京都港区)、販売は宮村鉄工が担当しています。
このL’OCZHITがさらに進化しました。従来のHoloLensに加えて、
ナ、ナ、ナ、ナント、
MiRZAやMeta Quest
にも対応したのです。(複合現実製作所のプレスリリースはこちら)
MiRZAとは、NTTコノキューデバイス(本社:東京都千代田区)が開発したメガネ型の国産XRデバイスであり、普通の黒縁メガネのような軽快な外観をしています。解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)で重量はわずか約125gと軽量です。
HoloLens2の重量は566gなので、4分の1以下の軽さです。
この小型・軽量でワイヤレスなMiRZAを使うことにより、
長時間の作業
でも疲れにくくなりそうですね。
さらに、10万円以下で購入できるMeta Questにも対応しました。
なお、L’OCZHITを使って鉄骨製作を行った実測結果では、従来は150分かかった作業時間が79分に短縮されたとのことです。
ARデバイスの小型化や、低価格化によって、MRによるモノづくりや出来形管理の生産性向上が実現しやすくなりますね。
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