ガスや水道とも連携!パナソニックがHEMSの中核機器「AiSEG」を発売
2012年9月12日

管理人のイエイリです。

昨日の当コーナーで、東芝グループが大容量の家庭用蓄電システム「エネグーン」を発売するというニュースをお伝えしました。この製品のラインアップには、スマートハウスのHEMS(住宅用エネルギー管理システム)構築用通信規格である「ECHONET Lite」に対応したものもあります。

このほど、パナソニックは同じく「ECHONET Lite」を使って住宅内の家電や設備を集中管理する「AiSEG」を10月21日に発売することになりました。その正体は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

家電設備の“管制塔”

 

なのです。

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左から「AiSEG」、HEMSモニター(7型)、AiSEG用エネルギー計測ユニット、スマイルサボ親機(写真・資料:パナソニック。以下同じ)

住宅内のIHクッキングヒーターやエアコンの無線アダプター、分電盤に接続したAiSEG用エネルギー計測ユニットと920MHzの特定小電力無線で接続し、住宅内の家電や設備の稼働状況を「見える化」したり、集中制御したりする「管制塔」の役割を果たします。

AiSEGとその対応機器を導入することで、エアコンを省エネ運転したり、外気温の変化をテレビなどに表示したり、昼間の太陽光発電でつくった余剰電力をエコキュートで沸き増ししたりといった自動制御が可能になります。

また、外出先からスマートフォンでエアコンの電源を切ったり、スマホと家庭内無線LANで各機器をリモコン制御したりすることもできます。

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システム構成図の例

AiSEG用エネルギー計測ユニットを使うと、パルス発振器付きガスメーターや水道の流量計のデータも計測することでできるので、住宅内の

 

水道光熱費関連

 

のデータを集中管理できます。

なお、HEMSには経済産業省から最大10万円の補助金が交付されています。

ECHONET Lite用は昨年開発された企画ですが、ソフト開発キットも発売されるというニュースもあります。今後、ブラインドや換気窓、カーテン、日よけなど、ECHONET Lite規格の設備が発売されるといいですね。

今年の春、東京都が地下鉄に広告を出していた「熱は熱で。」キャンペーンで推奨されていたように太陽熱温水器なども、ECHONET Liteで集中管理できるようになれば、さらに化石燃料や電力の使用量を減らすことができそうです。

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