管理人のイエイリです。
昨日(2/19)からネットで話題になっている開発中の「3Doodler」という製品があります。「世界初の3Dプリントペン」という触れ込みですが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
本当に空中に線が描ける
という、チョ~画期的な製品なのです。
ネットで話題となっている世界初の3Dペン「3Doodler」のプロトタイプ(写真:3Doolerのプロモーションビデオより。以下同じ) |
溶けたプラスチックを“インク”として使い、3Dプリンターのように立体を作っていく仕組みになっています。
例えば、建物の壁の四隅を描く時は、ペンを空中に持ち上げるとプラスチックの線が本当に立ち上がります。そして立ち上がった線同士を空中で梁をかけるようにつなぐこともできるのです。
この作業を繰り返すと、建物の3Dフレームモデルがバーチャルでなく、リアルにできてしまうのです。
建物の四隅を描いているところ |
出来上がった建物の3Dフレームモデル |
空中にらせんを描くことも自由自在 |
空中に直接、描いていくと手描きイラスト風のモデルになりますが、もう少し精密なモデルが作りたい時にはシートの上に描いた設計図の上をこのペンでトレースすると、プラモデルの部材のようなものができます。それをはがして立体的に組み立てて行くと、精巧な3Dモデルが作れます。
このペンをXYプロッターや3Dプリンターのヘッドとして使うと、空間を埋める「サポート材」なしでいろいろな建築模型を作れそうですね。
シート上の設計図をトレースして部材を製作(左)し、組み立てると精巧なモデルが完成(右) |
この3Dペンは開発中でまだ発売されていません。開発者は「KICKSTARTER」という出資者募集サイトで、この製品のプロモーションビデオを流し、一般に出資を呼びかけています。
出資者募集サイト「KICKSTARTER」で出資を呼びかける開発者(資料:KICKSTARTER。以下同じ) |
驚くべきは、この製品に対する注目の高さです。昨日(2/19)の夜10時14分(日本時間)では503人から4万3856ドル(約410万円)を集めていたのが、翌朝6時17分(同)は8時間しかたっていないにもかかわらず、
ナ、ナ、ナ、ナント、
18万6745ドル(約1746万円)
と、1300万円以上にも増えていたのです。
2月19日の夜10時過ぎは4万3856ドル(約410万円)だった出資額(上)が、一夜明けたら18万6745ドル(約1746万円)と8時間ほどで1300万円以上も増えていたのにはビックリ |
出資者にはこのペンが完成した時に出資額に応じて初回出荷分の製品がいち早く届けられたりするといった見返りがあるそうです。既に50ドルの投資枠は完売し、2月20日の7時現在、75ドルや99ドルなどの枠はまだ余裕があります。
ご興味のある方は、出資してみてはいかがでしょうか。
世界初の3Dペン、「3Doodler」のプロモーションビデオ(動画:YouTubeより) |