管理人のイエイリです。
以前、当コーナーで「自分で作れる12kWソーラー発電所キット」という記事を掲載させていただきました。Looopが発売する「MY発電所キット」という製品で、250W単結晶ソーラーパネル48枚、10kWパワーコンディショナー1台、12kWアルミ架台、ブレーカーやケーブル、端子などの部材がセットで315万円(税別)というものです。
MY発電所キットのイメージ(資料・写真:Looop。以下同じ) |
その後、2012年7月に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が始まり、今日(4月1日)からは平成25年度の買い取り価格が10kW以上の産業用で37.8円(税込み)/kWh、買い取り期間が20年間という条件が適用されています。
こうした固定価格買取制度も追い風となり、このキットは既に全国で100カ所以上も設置されたそうです。
今日(4月1日)から、このMY発電所キットに新製品が投入されました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
14.4kWのMY発電所キット
です。
パワーアップしたにもかかわらず、お値段は315万円(税別)に据え置きのままなのです。また12kW型なら278万5000円(税別)と、前回の製品よりも安くなります。
コストダウンの秘密は、新製品にはコストが安く、効率が高い「4本バスバー」を使用した多結晶型のソーラーパネルを採用したことです。14.4kWの発電所キットは多結晶300Wパネルを48枚、12kWの発電所キットは多結晶250Wパネルを48枚使っています。
25年間の出力保障がついているので、長期間の使用にも耐えられそうですね。
上記MY発電所キットには、専用架台のほか10kWパワーコンディショナー、12kW分電盤、その他電材が付属します(分電盤からの先の系統連系に必要な各種部材はオプション)。
多結晶300Wパネル「P-300P-72HL」の外観 |
多結晶太陽光パネル仕様書 | ||
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種類 | 多結晶250Wパネル | 多結晶300Wパネル |
型番 | LP-250P-60H | LP-300P-72H |
パネル出力 | 250W | 300W |
セル枚数 | 60枚 | 72枚 |
セル種類 | 多結晶 | 多結晶 |
外形/重量 | W1636×D992×H40/19.3kg | W1982×D1000×H40/22.8kg |
公称最大出力 | 250W | 300W |
出力許容差 | +5W | +5W |
変換効率 | 15.4% | 15.1% |
公称最大出力動作電圧 | 30.0V | 36.3V |
公称最大出力動作電流 | 8.34A | 8.26A |
公称開放電圧 | 37.4V | 44.8V |
公称短絡電流 | 8.79A | 8.88A |
動作温度 | 【-40〜+85】℃ | 【-40〜+85】℃ |
システム最大電圧 | 1000V DC(IEC) | 1000V DC(IEC) |
最大ヒューズ定格 | 15A | 15A |
最大出力の温度係数 | -0.44%/℃ | -0.44%/℃ |
開放電圧の温度係数 | -0.32%/℃ | -0.32%/℃ |
さらに進化した点としては、オプション(10万円アップ。税別)として
角度が変わる架台
が用意されたことです。
季節に合わせて角度を15°、30°、45°と3段階に変えられるので、年間の発電量を3~5%アップさせることができるとのことです。
角度可変式架台の正面 |
角度可変式架台の裏面 |
このほか、地上数メートルの高さにソーラーパネルを配置し、下の敷地を家庭菜園や避難場所などに活用できる「MY発電所キット 空中型」も発売されています。ちょっと手を加えれば、駐車場の上空なども太陽光発電所として活用できそうですね。