角度可変、14.4kWタイプも登場!あのMY発電所キットが進化していた
2013年4月1日

管理人のイエイリです。

以前、当コーナーで「自分で作れる12kWソーラー発電所キット」という記事を掲載させていただきました。Looopが発売する「MY発電所キット」という製品で、250W単結晶ソーラーパネル48枚、10kWパワーコンディショナー1台、12kWアルミ架台、ブレーカーやケーブル、端子などの部材がセットで315万円(税別)というものです。

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MY発電所キットのイメージ(資料・写真:Looop。以下同じ)

その後、2012年7月に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が始まり、今日(4月1日)からは平成25年度の買い取り価格が10kW以上の産業用で37.8円(税込み)/kWh、買い取り期間が20年間という条件が適用されています。

こうした固定価格買取制度も追い風となり、このキットは既に全国で100カ所以上も設置されたそうです。

今日(4月1日)から、このMY発電所キットに新製品が投入されました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

14.4kWのMY発電所キット

 

です。

パワーアップしたにもかかわらず、お値段は315万円(税別)に据え置きのままなのです。また12kW型なら278万5000円(税別)と、前回の製品よりも安くなります。

コストダウンの秘密は、新製品にはコストが安く、効率が高い「4本バスバー」を使用した多結晶型のソーラーパネルを採用したことです。14.4kWの発電所キットは多結晶300Wパネルを48枚、12kWの発電所キットは多結晶250Wパネルを48枚使っています。

25年間の出力保障がついているので、長期間の使用にも耐えられそうですね。

上記MY発電所キットには、専用架台のほか10kWパワーコンディショナー、12kW分電盤、その他電材が付属します(分電盤からの先の系統連系に必要な各種部材はオプション)。

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多結晶300Wパネル「P-300P-72HL」の外観

 
多結晶太陽光パネル仕様書
種類 多結晶250Wパネル 多結晶300Wパネル
型番 LP-250P-60H LP-300P-72H
パネル出力 250W 300W
セル枚数 60枚 72枚
セル種類 多結晶 多結晶
外形/重量 W1636×D992×H40/19.3kg W1982×D1000×H40/22.8kg
公称最大出力 250W 300W
出力許容差 +5W +5W
変換効率 15.4% 15.1%
公称最大出力動作電圧 30.0V 36.3V
公称最大出力動作電流 8.34A 8.26A
公称開放電圧 37.4V 44.8V
公称短絡電流 8.79A 8.88A
動作温度 【-40〜+85】℃ 【-40〜+85】℃
システム最大電圧 1000V DC(IEC) 1000V DC(IEC)
最大ヒューズ定格 15A 15A
最大出力の温度係数 -0.44%/℃ -0.44%/℃
開放電圧の温度係数 -0.32%/℃ -0.32%/℃

さらに進化した点としては、オプション(10万円アップ。税別)として

 

角度が変わる架台

 

が用意されたことです。

季節に合わせて角度を15°、30°、45°と3段階に変えられるので、年間の発電量を3~5%アップさせることができるとのことです。

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角度可変式架台の正面

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角度可変式架台の裏面

このほか、地上数メートルの高さにソーラーパネルを配置し、下の敷地を家庭菜園や避難場所などに活用できる「MY発電所キット 空中型」も発売されています。ちょっと手を加えれば、駐車場の上空なども太陽光発電所として活用できそうですね。

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