構造物は美しい!みんなで作る写真集「土木ウォッチング」
2013年6月3日

管理人のイエイリです。

橋やダム、鉄道などの土木インフラは機能第一で設計されていますが、無駄を極限までそぎ落としたシンプルなスタイルには自然の摂理にも通じた美しさがあります。

また、昔の構造物は機能第一の中にも、“永久構造物”としてその地の景観に溶け込むようにという設計者の思いを感じる意匠デザインが施されたものが多くあります。

こうした土木インフラの姿を記録し、多くの人々に見てもらおうと、東京都市大学工学部都市工学科の吉川弘道教授がこのほどオープンしたのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

みんなで作る土木写真集

 

土木ウォッチング」というサイトなのです。

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みんなで作る土木構造物写真集「土木ウォッチング」(資料:特記以外は吉川弘道氏)

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サイトを開設した東京都市大学の吉川弘道教授(写真:家入龍太)

サイトを作ったのはです。制作を開始したのは半年前で、1カ月ほど前にオープンしました。

トップページには、「橋梁コレクション」「ダム・河川施設」「電力施設」などの写真リスト名が並び、どれかをクリックするとそのジャンルの写真一覧が示されます。

その中から、気になる写真のアイコンをクリックすると構造物の名前や解説と共に大きな写真が現れるという仕組みです。

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土木ウォッチングのトップページからジャンルを選択。例えば、「橋梁コレクション」をクリックしてみる

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現れた橋の写真一覧。そこで第二東名高速道路の「富士川橋」のアイコンをクリック
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橋の簡単な説明と美しい橋が現れた

この写真集は「みんなで作る土木構造物写真集」というものです。

そのため、

 

写真の投稿機能

 

が付いています。

投稿者の名前、メールアドレスと写真を1~2点、タイトルと写真の説明などを簡単に入力して投稿できるようになっています。

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写真の投稿画面

FacebookなどのSNSでは、旅行や出張先で珍しい土木構造物を見かけた人がよく写真をアップしていますが、それと同じ感覚で実物の脇にある説明板などの解説とともに「土木ウォッチング」にアップすると、探しやすくなりますね。

試しに、スマホで「土木ウォッチング」にアップできるのかどうか試してみました。iPhoneで投稿画面にアクセスし、写真をアップするための「参照」ボタンを押してみると、「写真またはビデオを撮る」という画面になりました。

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写真の投稿画面に現れた「写真またはビデオを撮る」のボタン

ただ、アップできる写真のサイズが縦横640ピクセル以内となっているので、このままアップできるかどうかは不明です。ぜひ、スマホから簡単にアップができるといいですね。

投稿促進策としては、例えばFacebookページを設け、みんながアップした写真が新着情報として載るようにすれば、かなりの人気サイトになりそうな予感がします。

吉川教授は「今のところ上々の評判です。今回は、投稿型で色々な使い方ができると思いますが、まずは、作りたてを閲覧ください。こうして、土木施設を並べてみると、あらためて、土木は美しき華麗である、ことを実感/再認識します。一般社会での、'土木の認知'と次世代への継承として、今後とも注力したいと思います」と語っています。

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