関西弁でも会話!シャープのカメラ付きお掃除ロボは雑用もこなす
2013年6月13日

管理人のイエイリです。

シャープは6月下旬に「スマートお掃除機能」を搭載したロボット家電「COCOROBO RX-V90」を発売します。

いわゆるお掃除ロボで、部屋の広さを測定する「超音波センサー」や、ゴミが多いエリアを検知すると吸引力を上げる「ゴミセンサー」を搭載し、高速回転ターボファンによる独自の「強力吸じんシステム」を備えています。

また、イスの脚の間も走行できるように本体直径を30.4cmと小型化し、3LDK(掃除可能面積約30畳相当)を最長100分間かけてキレイにお掃除してくれます。さらに排気はHEPAクリーンフィルターや、同社独自の「プラズマクラスター」でさわやかです。

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「スマートお掃除機能」を搭載したロボット家電「COCOROBO RX-V90」(写真・資料:シャープ)

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強力集じんシステム
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3LDKの間取り(約71m2/約43畳)における試験結果。通過した部分を緑色で塗りつぶしたもの

しかし、「日本らしい、小回りのきくお掃除ロボができたんだな」と感心するだけでは早すぎます。まだまだ、隠された機能があるのです。

その1つは、スマートフォンとの連携機能です。外出先からスマホで指令を送ると、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

内蔵カメラで室内の写真撮影

 

を行い、スマホの画面に表示してくれるのです。

スマホであらかじめ家の間取り図を入れておき、画面上で撮影位置を指定すると「COCOROBO」がそこまで移動し、90度ずつ回転しながら4枚の写真を撮り、スマホの画面で見られるというものです。

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スマホとの連携イメージ
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スマホの画面で撮影位置を指定する(左)と、お掃除ロボがそこまで移動して90度ずつ回転しながら写真を撮影し、スマホに送ってくる(右)

さらに高度な機能としては、「遠隔家電コントロール」があります。別売りの「COCOROBO家電コントローラー RX-CU1」(希望小売価格1万5750円、税込み)を装着すると、「COCOROBO」から赤外線でエアコンやテレビ、LED照明などの家電のスイッチをオンオフするなどの制御を行えるようになります。

操作結果は、前述の写真撮影機能や温度センサーによってスマホにフィードバックし、確認することができます。

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遠隔家電コントロール機能

そして、なにより面白いのは、しゃべることです。例えば、「キレイにして」とご主人様が言えば「ワカッタ」と返事して掃除を始めたり、「調子はどう?」と聞くと「最高の気分♪」と答えたりしてコミュニケーションを楽しめます。

驚くべきことに、標準語はもちろん、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

関西弁でも会話

 

してくれるのです。

例えばご主人様が「疲れた」とぼやけば、「たまにはゆっくりしーやー」と答えてくれます。関西弁での会話や豊富な機能などは、シャープのウェブサイト「動画でわかる!COCOROBO」で詳しく紹介されていますので、ご興味のある方はどうぞ。

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「動画でわかる!COCOROBO」には関西弁での会話例も紹介されている

気になるお値段はオープン価格ですが、実勢価格は9万円程度になる見込みです。

赤外線による家電のコントロールやカメラ、センサーなどを搭載したお掃除ロボは今後、スマートハウスのHEMS(住宅用エネルギー管理システム)やビルのBEMS(ビル用エネルギー管理システム)などと連携し、掃除のほか家電制御や室内警備などの様々な雑用をこなす位置付けになるかもしれませんね。今後の展開が楽しみです。

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