管理人のイエイリです。
ここ数年、3Dプリンターの価格がどんどん下がり、20万円以下の製品もあります。低価格化の勢いはまだまだ続いています。
静音パソコンなどを販売するオリオスペックは、2月5日、3Dプリンターの新機種として「3D PRINTER REPRAP PROFESSIONAL」を発売しました。
そのお値段ですが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
わずか9万8000円
と、ついに10万円を切る価格を実現したのです。
本体の寸法は400mm×430mm×380mmとコンパクトで、最大200mm×200mm×180mmの模型を造形できます。
低価格ですが、かなり高性能です。
例えば、細かいデザインを造形できるようにするため、造形材料を吹き出すヘッドの抽出口径は0.3mm、最小積層ピッチは0.05mmと細かくなっています。
また、造形材料を吹きだす最高スピードは120mm/秒と高速なので、積層ピッチが細かくても、短時間で出力できます。
造形用のデータはSTL形式のほか、CNC(コンピューター数値制御)工作機械で使われているGコードにも対応しています。
データをSDカードに入れて3Dプリンターに読み込ませて、本体付属の液晶パネルでプリンターの設定もできるので、パソコンを接続せずにスタンドアローンで動かすことも可能です。
OSはWindows XP、Windows 7、Windows Vista、そしてMac OSに対応しています。3Dモデルを作成するフリーソフト「Repetier-HOST」に対応しています(日本語版も出ているようですよ)
低価格の秘密は、3Dプリンターのオープンソースハードウエア「RepRap」の仕組みを基に作られているからです。
一般的に3Dプリンターは造形用の材料が高価ですが、この3Dプリンターに使用する「PLAフィラメント」という造形用の線状材料(1.75mm径)は、
1kgで4980円
と、かなりリーズナブルな価格です。
そのため、コストをあまり気にせずに思う存分、使えそうですね。
10万円を切る3Dプリンターならすぐにでも買いたいという方もおられるでしょう。しかし、残念ながらオリオスペックの直販サイトでは、既に売り切れており、2月10日現在、「次回入荷確認中」になっています。
気になる方は、ちょくちょく、サイトを確認してみてはいかがでしょうか。