管理人のイエイリです。
理系の学問で理論や解析などを学んでも、それが実際に使われている現場の最前線を体験する機会はめったにありません。
そこで秋田大学と凸版印刷は、バーチャルリアリティー(VR)鉱山開発の現場を仮想体験できる「バーチャル鉱山実習システム」を共同で開発し、今年4月に開設する秋田大学国際資源学部の講義などで活用することになりました。
鉱山をVRで再現し、大学の講義で活用するのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
日本で初めて
ということです。
鉱山を3次元モデルで再現し、坑道掘進や採掘、運搬などの工程や、重機の外観などを3次元CGで再現しました。
学生はコントローラーで仮想の鉱山内を自由に移動して、通常は入ることが難しい鉱山の現場を作業者の視点でじっくりと見ることができます。
鉱山の現場にはどんな問題や危険があるのかをVRによってリアルに体験すると、それを解決しようという“技術者魂”が目覚めて、理論や解析などの勉強にも力が入りそうですね。
現在開発が行われている3つの鉱山で高精細画像の撮影や高品位の3次元形状計測を行い、秋田大学の監修によってVRを制作しました。VRで再現したのは金属鉱山と石炭鉱山の坑内掘り開発、石灰石鉱山の露天掘り開発の現場です。
秋田大学と凸版印刷は、今後、バーチャル鉱山実習システムで体験できるコンテンツを拡充するとともに、今回のノウハウや技術を生かして
他の学科や分野で
VRを活用した学習・実証システムの開発を進めていきます。
建設業のトンネル現場や土留め掘削現場などにも十分、応用できそうですね。
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