立体地図のような3D文書!ハワイ大学が3Dプリンターで作った「テキストスケープ」
2014年7月11日

管理人のイエイリです。

ハワイで開催されている「国際VRシンポジウム 第5回サマーワークショップ イン ハワイ」の行事として7月9日、ハワイ大学の施設見学が行われました。

ハワイ大学のキャンパス(写真:家入龍太。以下同じ)

ハワイ大学のキャンパス(写真:家入龍太。以下同じ)

大学は夏休みでしたが、4人の研究者がCNCルーターを使ったダイビング用ライトの製作や、活字やレタリングの進化などについて、ミニ講演会を行った後、3Dプリンターやレーザーカッター、CNCルーターなどを備えた工作室を見学させていただきました。

ミニ講演会

ミニ講演会

3Dプリンターや大判プリンター

3Dプリンターや大判プリンター

本格的な木工機械

本格的な木工機械

画面奥にはレーザーカッターなどが並ぶ

画面奥にはレーザーカッターなどが並ぶ

工作室に何気なく展示されていたものを見て、驚きました。
ナ、ナ、ナ、ナント、

 

3Dプリンターで文書を印刷

 

してあったからです。

3Dプリンターで印刷した上海についての文書

3Dプリンターで印刷した上海についての文書

文書にはなんやら、上海やシドニーなどの都市について書かれています。

そして、これらの文書を横から見てビックリ!それぞれの文字を各都市の高層ビルの配置になぞらえて、文字の高さを各ビルの高さとじ比率にすることで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

都市景観をイメージ

 

できるようになっていたからです。

上海についての文書を横から見ると、上海の街並みをイメージできるようになっていた

上海についての文書を横から見ると、上海の街並みをイメージできるようになっていた

これは、「テキストスケープ」と呼ばれるもので、レタリングやタイポグラフィーを3D的に進化させたものです。

展示されていた作例には、シドニーやドバイ、ニューヨークなどの街並みを模した“3D文書”がありました。

シドニーについての文書

シドニーについての文書

横から見たところ

横から見たところ

ドバイのテキストスケープ

ドバイのテキストスケープ

3Dプリンターを文書の印刷に使うという発想は新鮮ですね。街や地域に関する文書と、GISの標高データを組み合わせると、立体地図的な文書が作れそうですね。3Dプリンターをお持ちの方は、試してみてはいかがでしょうか。

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