現場を360度記録!動画も撮れるリコーの全天球カメラ「THETA」
2014年10月31日

管理人のイエイリです。

部屋の中や現場に立った状態で、左右上下にぐるりと撮影した360度パノラマ写真(全天球イメージ)は、現場の周囲をくまなく記録できるので貴重な資料となります。

リコーは2013年に全天球カメラ「RICOH THETA」を世界で初めて一般消費者向け製品として発売しましたが、その新型が11月4日に登場することになりました。

新型の「RICOH THETA」の表面(左)と裏面(右)。サイズは42mm(幅)×129mm(高さ)×22.8mm(奥行き)で、質量は約95g(写真・資料:リコー。以下同じ)

新型の「RICOH THETA」の表面(左)と裏面(右)。サイズは42mm(幅)×129mm(高さ)×22.8mm(奥行き)で、質量は約95g(写真・資料:リコー。以下同じ)

全天球カメラの撮影イメージ

全天球カメラの撮影イメージ

今回の新製品は、静止画としての全天球イメージだけでなく、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

全天球動画

 

も撮影できるのです。

自分が見ている範囲だけでなく、背中や頭のてっぺんなど周囲のあらゆる方向で起こっていることを動画でくまなく記録できるとはスゴいカメラですね。

建物の中で「RICOH THETE」(矢印)をかざして撮影した例。撮影者の方を見たところ

建物の中で「RICOH THETE」(矢印)をかざして撮影した例。撮影者の方を見たところ

横方向はこんな具合に写っている

横方向はこんな具合に写っている

真上の方向

真上の方向

撮影できる距離はレンズ先端から約10cm~無限大です。ISO感度は静止画で100~1600、動画で100~400と、結構暗い場所でも撮れそうです。

また、シャッタースピードは静止画で1/8000~1/7.5秒、動画で1/8000~1/15となっています。

静止画の場合、Wi-Fi接続したスマートフォンから遠隔撮影や各種設定を行うこともできます。また、撮影した写真をスマホに取り込み、専用の無償アプリで角度や大きさを変えて見られるほか、Googleマップに全天球イメージを投稿することもできます。

動画の場合は撮影後のデータをパソコンに取り込み、専用アプリ内の動画変換ツールによってつなぎ目のない全天球動画を作ります。その後はスマホで静止画と同様に見られるほか、専用ウェブサイト「theta360.com」にアップして、SNSで共有できます。

いろいろな現場からの動画中継で、FacebookやTwitterもにぎわいそうですね。

スケートボードをしながら撮影した全天球動画のイメージ

スケートボードをしながら撮影した全天球動画のイメージ

撮影した全天球の写真や動画はスマホで見られる

撮影した全天球の写真や動画はスマホで見られる

どちらかというと、お遊び的な要素が強い製品ですが、専用ウェブサイト「theta360.com」で

 

APIやSDK

 

のベータ版が提供されるので、目的に応じてユーザー自身がアプリ開発を行えるとのことです。

現場周辺の360度記録や監視などにも使えるのでないでしょうか。ちなみに、色はホワイト、ピンク、イエロー、ブルーの4色があります。

色はホワイト、ピンク、イエロー、ブルーの4色

色はホワイト、ピンク、イエロー、ブルーの4色

お値段はオープン価格ですが、リコーイメージング公式通販サイトでは、3万4700円(税込み)と、去年発売のモデルよりも安くなっていますよ。

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