管理人のイエイリです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)ソフトの大手ベンダーである米国オートデスク社は、今年5月に同社が開発した3Dプリンター「エンバー(Ember)」と、3Dプリンター用のオープンなプラットフォーム規格「スパーク(Spark)」を発表しました。
同社はこのほど、これらの事業を外部と協業しながら推進していくため、「スパーク投資基金(The Spark Investment Fund)」を運営し、3Dプリンター関連業界に投資していくことを発表しました。
その投資規模ですが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
数年間で1億ドル
日本円に換算すると約110億円にも上る巨額なものなのです。
この基金は3Dプリンター関連技術を開発する企業や研究者などを対象とするもので、投資対象分野はハードウエアやソフトウエアのほか、造形用の材料、取引の場、3Dプリンターのユーザー(メイカー)向けのスペースなどです。
基金が投資した企業などには資金提供のほか、パートナーとしてデベロッパー向けのサービスも提供します。
そして、
新しい産業革命
を促進しようとする企業家や設立間もない企業、研究者をサポートするとともに、米オートデスク社自身はプラットフォーム規格「スパーク」と同社の3Dプリンター「エンバー」、造形材料を改良していくとのことです。
米オートデスク社は「スパーク投資基金」のウェブサイトを立ち上げ、投資希望者からの申請を受け付けています。
3Dプリンター関連のソフト、ハード、造形材料の開発を米オートデスク社が三位一体で開発をリードしていくことで、3Dプリンターはさらに進化し、簡単に使える道具になっていきそうです。