管理人のイエイリです。
10月20日の当ブログの記事で、竹中工務店は次世代建物管理システム「ビルコミュニケーションシステム」(ビルコミ)について伝えしました。
そのシステムはさらに拡大を続けています。今度は
ナ、ナ、ナ、ナント、
NTTコミュニケーションズ
のセキュアなクラウド環境とVPNネットワークと連携したのです。
その結果、各種ビル管理サービスをクラウド上で実現できる「次世代建物管理システムプラットフォーム」を開発。11月から提供を開始しました。
ビル管理というと、ビル内の防災センターなどの職員がモニター画面を見ながら空調や給排水などの設備を監視するイメージがあります。
一方、少子高齢化などの影響で建物管理に携わる人材の確保が難しくなり、電力自由化や快適性と省エネ性の両立など、建物管理はより高度に、複雑になっています。
そのため、建物管理のクラウド化により、複数の建物の管理をそれぞれ専門の技術やサービスをもったサービス提供企業に任せるという方向に変わってきています。
今回、竹中工務店とNTTコミュニケーションズが発表した「次世代建物管理システムプラットフォーム」は、オープンなシステムのため様々なサービス提供企業が参加でき、既存の設備システムと親和性が高いビルコミのゲートウェイ(ren.Gateway)の採用により既存ビルとも連携がしやすくなっています。
また建物各部などの情報を「ビッグデータ」としてリアルタイムに解析する仕組みも国内で初めて導入しました。
その結果、日本国内のみならず、
世界各国の複数ビル管理
も行える環境が整ったのです。
つまり、ビル管理はビルごとのローカルな業務から、グローバルな業務へと変わりつつあります。今後、様々な“ビル向けサービスプロバイダー”が登場しそうですね。