実物大3Dで体験!CSTがバーチャル住宅展示場システムを発売
2015年2月10日

管理人のイエイリです。

工務店やハウスメーカーにとって、リアルな住宅展示場を運営するのはとてもコストがかかる上、多様な間取りや内装材のバリエーションなどを反映することはとても不可能です。

そこで仙台市に本社を置くコンピュータシステム研究所(以下、CST)は、住宅の設計をそのまま施主に体験してもらえるバーチャル住宅展示場作成システム「ALTA for VR」を開発。昨日(2月9日)、発売しました。

同社の住宅プレゼンシステム「ALTA」で住宅をデザインし、その3Dモデルを複数の3Dプロジェクターとスクリーンに上映するものです。

ALTAでプランを作成

ALTAでプランを作成

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目の前にバーチャル展示場が出現(以下の資料・写真:コンピュータシステム研究所)

目の前にバーチャル展示場が出現(以下の資料・写真:コンピュータシステム研究所)

このシステムであれば、広い敷地や大金をかけた工事を行わなくても、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

白い床と壁があれば

 

その場所を何百、何千種類もの住宅の展示場に変身させることができるのです。

床と壁の2面タイプの設置イメージ

床と壁の2面タイプの設置イメージ

3Dメガネとコントローラー

3Dメガネとコントローラー

プロジェクターとスクリーンの数は2面、3面、4面と用意されており、施主は3Dメガネをかけてスクリーンに映写された映像を立体的に見られます。

専用のコントローラーを使えば、部屋の内外を自由自在にウオークスルーできます。3Dメガネは4人までが同時に使えるので、家族みんなが同じ映像を見ながら未来のわが家を体験することができます。

面の数が多いと天井から床まで、部屋の角など、周囲の空間からの“包まれ感”もよりリアルに体感できることができます。

用途としては、新築やリフォームでの内装材や間取りなどの提案を、施主に理解してもらいやすくすることなどかあります。

床材の変更前

床材の変更前

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床材の変更後

床材の変更後

また、住宅内の奥行きや広がりなども、実物大で体験できるので、図面ではわかりにくかった見通しなどもよく理解できそうです。

リフォーム前のキッチン

リフォーム前のキッチン

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対面式キッチンにリフォームした例

対面式キッチンにリフォームした例

気になるお値段ですが、3Dプロジェクターと専用スクリーンが各2セットついた「2面タイプ」が

 

1090万円(税別)から

 

となっています。

価格にはALTAやVRソフト、専用パソコン、位置センサー、3Dメガネ、設置工事などが含まれています。

ちょっと高いと思う方もいると思いますが、実際の住宅展示場を作るよりずっと割安で、無限のプランをプレゼンできることを考えると、かえって安いかもしれません。また、施主もこれでプレゼンされると成約率が高くなるかもしれませんね。

気になる人は、東京・四ッ谷にある同社のショールームで「ALTA for VR」を実際に体験できるそうですので、一度、寄ってみてはいかがでしょうか。

東京・四ッ谷のショールームイメージ

東京・四ッ谷のショールームイメージ

●ALTA for VRの価格

商品タイプ ALTA for VR2面タイプ ALTA for VR3面タイプ ALTA for VR4面タイプ
価格(税別) 1,090万円~ 1,390万円~ 1,690万円~
構成 3Dプロジェクター専用スクリーン 各2セット 各3セット 各4セット
3次元位置センサー 1台
3Dメガネ 4台
コントローラー 1台
ALTA(専用PC、1年保守含む) 1式
VRソフトウェア(専用PC、1年保守含む) 1式
システム構築、設置工事 1式

※価格は、設置場所の状況等によって変動する可能性があります。

※設置場所が関東近郊以外の場合は、別途派遣費(追加作業費、交通費、宿泊費等)が発生します。

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