4週間でBIMを特訓!台湾大学のBIM夏期講座が7月に開催
2015年6月25日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)が普及するにつれ、BIMを使える人材の奪い合いともいえる現象が起こっています。

建築系の学生さんにとっても、在学中にBIMの基本的なスキルを身につけておくことは就職戦線で不利になることはないでしょう。

台北にある国立台湾大学では、そんな学生さんのために4週間にわたりみっちりBIMを学ぶBIMの夏期講座(+L2 Emerging Technology in Civil and Building Engineering: BIM)が7月1日から開催されます。

台湾大学のBIM夏期講座の募集ポスター(資料:国立台湾大学)

台湾大学のBIM夏期講座の募集ポスター(資料:国立台湾大学)

参加費は

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

3000米ドル(約36万円)

 

とやや高価とも思えますが、さすがに充実したカリキュラムになっています。

BIM夏期講座の授業風景(写真:国立台湾大学)

BIM夏期講座の授業風景(写真:国立台湾大学)

スケジュール表を見ると朝9時半から夕方5時まで、午前と午後に2コマずつの授業や実習がびっしりです。

午前中は「BIMとは」、「モデリングの詳細度(LOD)」、「エネルギーソフトと解析」などを座学で学び、午後はモデリングの実習をみっちり行うというスケジュールになっています。

BIM夏期講座のスケジュール表(資料:国立台湾大学、翻訳:家入龍太)

BIM夏期講座のスケジュール表(資料:国立台湾大学、翻訳:家入龍太)

途中、企業訪問や研修旅行などもあります。参加者は夏期講座期間中、台湾大学の寮に泊まり込み、合宿生活を送りますので

 

24時間BIM漬けの毎日

 

を過ごすことになります。

BIM夏期講座に参加した学生さんたち。みんな楽しそうです。前列は国立台湾大学BIM研究センター所長の謝尚賢教授(写真:国立台湾大学)

BIM夏期講座に参加した学生さんたち。みんな楽しそうです。前列は国立台湾大学BIM研究センター所長の謝尚賢教授(写真:国立台湾大学)

きっと学生さんは、この4週間に乾いた砂に水が吸い込むように、BIMのスキルを学び、卒業研究や就職先でBIMを活用していくのでしょうね。

残念ながら授業は中国語(マンダリン語)で行われます。日本の大学でも、こんなBIMの特訓講座ができるといいですね。参加者は学生さんよりも、社会人の方が多くなってしまうかもしれませんが。

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