管理人のイエイリです。
建設業界でも、UAV(無人機)やドローンの活用気運が急速に高まっています。この流行に遅れまいと、導入を急いでいる企業も多いのではないでしょうか。
しかし、単にUAVを導入することだけが目的だと失敗は目に見えています。では、どんなことを考えて導入するべきなのでしょうか?
こんな疑問にこたえてくれるのが、このほど米国で無料公開された「ビジネスにドローンを導入するために考えるべき5つのこと」(原題:Five Things to Consider when Adopting
Drones for Your Business)です。
ドローンと言えば技術的な話が中心でしたが、このレポートではビジネスでUAVを有効に活用し、企業の業績アップにつないでいくために考えるべきことを、
ナ、ナ、ナ、ナント、
経営的な視点
でまとめているのです。
その5つのこととは、
1 ドローンの任務を定義すること(Define The Main Mission)
2 企業として提供するサービスを定義すること(Define The Enterprise Solution)
3. 資金的な検討を行うこと(Perform Financial Assessment)
4. フィードバックを生かし、管理すること(Deploy and Manage Feedback)
5. 運用とライフサイクルを管理すること(Manage Operations and the Asset Life-Cycle)
です。
例えば、市販のUAVには、フルセットになっていて買ったらすぐに飛ばせる千ドルから1万ドル程度のものもあれば、1万数千ドルから6万ドル程度のものもあります。また、機体の形も複数の回転翼がついたマルチコプター型や、固定翼がついた飛行機型のものもあります。
UAVが生み出す価値と、支出に要するコスト、そしてビジネスでの活用目的によって、最適なUAVを選ぶ必要があります。
そして、バッテリーや部品など消耗品の補充や、UAVの運用に携わる、
スタッフの教育訓練
まで、UAVによって得られたデータの生かし方なども考えなければいけません。
このレポートは、今年10月5日~7日、米国・ラスベガスで開催される「Commercial UAV Expo」の事務局が発行したもので、執筆は「ドローン・アナリスト」が担当しました。
全5ページの英文レポートは、こちらのウェブサイトからダウンロードできるようになっています。興味のある方は、ご覧ください。