管理人のイエイリです。
大規模な地震などの災害が発生すると、道路の寸断や二次災害など、様々な自体が突発的に発生します。その一方では、復旧作業も進むので、短時間で状況は大きく変わっていきます。
そこで九州大学マス・フォア・インダストリ研究所と、富士通研究所は、時々刻々と変わる状況を反映しながら、災害時のライフラインや交通網などの、最適な復旧計画をリアルタイムで作成するシステム(PDFリリース)を開発しました。
そこで使われたのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
スーパーコンピューター
なのです。
使われたのは
災害時のライフライン復旧作業では、作業の順番の制約や作業員間の依存関係、個人の労働時間やスキルなどを考慮して計画を作る必要があります。
時々刻々と変わる複雑な条件下で最適な作業計画をリアルタイムで作ることは困難でした。
今回、九州大学と富士通は共同で、災害時の復旧活動の人員配置とスケジュールを、複雑な制約条件のもとに高速で計算できる数理最適化アルゴリズムを開発したとのことです。
このシステムを使って506の復旧個所を64の作業班で復旧作業を行うスケジュールを作成したところ、3分で完了させることができたそうです。
将棋やチェスなどの王座決定戦に勝るとも劣らない難しさがあることは、容易に想像できます。
スパコンの力を借りて、こうした
災害時の難問
を解くことができれば、早期の復旧・復興にも大いに役立ちそうですね。
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