管理人のイエイリです。
A1やA0サイズの図面を電子化する大判スキャナーといえば、オフィスのスペースを大きく占有するイメージがあり、導入するにもそれなりの“覚悟”がいりました。
大判カラースキャナーを開発・販売するカラートラックは11月5日、こうした大判スキャナーの常識を打ち破る画期的な新製品、「SmartLF Scan!シリーズ」を発売しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
キャリーケースで運搬
できるポータブル大判スキャナーなのです。
今回、発売されたのはA1サイズ対応の「SmartLF Scan! 24」(長さ870×高さ160×奥行き126mm 、重量5.2kg)と、A0サイズ対応の「SmartLF
Scan! 36」(同1,175×160×126 mm、7kg)です。
光学解像度はどちらも600dpiで、カラーでスキャンすることができます。
使用にはパソコンもいりません。スキャンしたデータはTIFF形式やPDF形式でUSBメモリーや内蔵メモリー(約6GB)に保存できます。
また、LANケーブルを接続するとネットワーク上のパソコンなどにスキャンしたデータを保存することもできます。
そのため、出張先の工事現場や事務所に持ち込み、図面を借用してスキャンさせてもらうといった使い方も簡単です。
あまり大判スキャナーを使わない職場では、日ごろはケースに入れて縦置きしておき、必要な時だけ取り出してスキャンするといった使い方もできます。
また、災害時には地図上に被害状況などを書き込み、スキャンして各方面に転送する、といった使い方もできそうですね。
パソコンを必要としないA1やA0対応の大判スキャナーは、
世界初
とのことです。
気になるお値段は、「SmartLF Scan! 24」が29万8000円(税別)、「SmartLF Scan! 36」が39万8000円(同)とかなりリーズナブルです。
これまで大判スキャナーを導入するのは、スペースの都合でとても無理、と思っていた人も、これなら気軽に導入できそうですね。