管理人のイエイリです。
大規模修繕時に外壁の浮きやひび割れを発見したり、建物のリフォームの際に「熱橋」と呼ばれる熱ロスが生じている部分を見つけたりするのに、赤外線サーモグラフィーカメラは非常に有効なツールです。
これまで、赤外線サーモグラフィーカメラというと、ビデオカメラを大型化したようなゴツいイメージだったのではないでしょうか。
そこでフリアーシステムズは、これまでの常識を打ち破る画期的な赤外線サーモグラフィーカメラ「FLIR C2」を開発し、このほど発売しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
胸ポケットに入るほど小型
で大きさは縦80×横125×厚さ24mm、重量はバッテリー込みで130gとスマホ並みです。
「FLIR C2」には3インチのタッチスクリーン(320×240ピクセル)と、80×60ピクセルのサーモカメラ、そして640×480ピクセルのデジタルカメラなどを搭載しています。
これで建物の外壁や内壁、太陽光パネル、配電盤などを撮影すれば、表面温度の分布が一目瞭然です。
温度分布から、断熱の不良や水漏れ個所、ソーラーパネルや配電盤の異常などをスピーディーに発見できます。計測できる温度範囲は-10℃~150℃と幅広くなっています。
また、建物診断に使いやすくするため、サーモカメラの視野角は41°×31°と広角とし、スマホのように画面が縦横で自動回転します。
サーモグラフィーとともに、現場の写真も同時に撮影して保存できるので、後でどこが問題なのかをわかりやすく報告書にまとめられるのも便利ですね。
気になるお値段ですが、メーカー希望小売価格が
9万9800円(税別)
となっています。
リフォーム営業のとき、断熱性能を高めるための提案は、目に見えないだけに、施主に対してなかなか説得力のある説明がしにくいものです。
そんなとき、このカメラがあればその場で熱の問題がわかるので、施主も断熱リフォームの提案に乗ってきやすくなりそうですね。