管理人のイエイリです。
最近は、事件が起こったとき、町中のいろいろな場所に設置された防犯カメラや監視カメラの映像がきっかけとなって犯人逮捕に結びつく例が多くなりました。
一方では、カメラの台数が多くなった分、その映像を人間が見てチェックすることも困難になりつつあります。
そこで富士通は、最先端のAI(人工知能)と高速画像処理技術を使って、監視カメラの映像を分析し、するソフト「シティワイド サーベイランス」(正式名称:FUJITSU Technical Computing Solution GREENAGES Citywide
Surveillance)を開発し、10月3日に発売しました。
クルマや人物が写ったカメラ映像をこのソフトにかけると、都市の状況を
ナ、ナ、ナ、ナント、
リアルタイムで把握
することができるのです。
例えば、クルマのメーカー名やモデル、車種、色を識別したり、ナンバープレートを読み取ったりすることができます。
人物の映像からは、上半身、下半身の着衣タイプや色を認識します。
そして車種別の台数や人数をカウントし、検知時刻を記録します。
逃走した犯人の特徴として、「白いTシャツに、青いジーンズ」などを入れると、このシステムですぐに探してくれそうです。
さらにスゴいのは、事前に登録された人物の顔を
ナ、ナ、ナ、ナント、
画像から認識して追跡、検索
できることなのです。
オプションでAI学習サービスも提供されます。クルマや人物以外のものを認識したい場合は、富士通のAIエキスパートが高精度な認識モデルを構築し、柔軟に機能拡張できるとのことです。
富士通はこのほか、「パーキングアナリシス」(正式名称:FUJITSU Technical Computing Solution GREENAGES Parking
Analysis)という駐車場用の監視カメラ映像分析ソフトも発売しました。
駐車場全体を撮ったカメラ映像から、空いている駐車スロットの位置や、スロットをまたいだ駐車などの異常をリアルタイムで把握できます。
また、屋内駐車場のように、全体を撮りにくい場合は、出入り口の映像から駐車場内にいるクルマの数をカウントできます。
監視カメラは手軽に設置でき、その映像から人間が目で判断するように、AIを使って様々な情報を引き出せるのは、とても便利ですね。
半面、使い方を誤ると、息苦しい監視社会にもなりかねません。今後、こうしたシステムが進化してくると、ユーザーの使用目的やモラルも問われるようになるでしょう。