3Dカラープリンターで造形!東京の都市模型プロジェクトが進行中
2016年10月6日

管理人のイエイリです。

巨大都市、東京は2020年にオリンピックが開催されることになり、これからますます世界からの観光客に注目されそうです。

そこで3Dプリンターによる造形事業を展開するアイジェット(東京都港区)は、フルカラーの3Dプリンターを使って、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

東京の都市模型

 

を作るプロジェクト「ONE HUNDRED TOKYO」にチャレンジしているのです。

 

フルカラー3Dプリンターで造形した東京スカイツリー付近の都市模型(以下の写真、資料:アイジェット)

フルカラー3Dプリンターで造形した東京スカイツリー付近の都市模型(以下の写真、資料:アイジェット)

 

1ピースの大きさは10cm四方

1ピースの大きさは10cm四方

都市模型は1万2500分の縮尺で、1ピースの大きさは10cm四方で、裏に磁石が付いているのでスチール製家具などに吸い付けることができます。

全部で100個のピースからなり、隣り合うピースを縦横に並べていくと、皇居付近を中心に北は高田の馬場、南はお台場まで12.5km四方の都市模型が出来上がるというわけです。

隣り合うピースを並べたところ

隣り合うピースを並べたところ

製作が予定されている100ピースの範囲

製作が予定されている100ピースの範囲

皆さんのなかには、2016年2月16日付けの当ブログ記事で紹介したニューヨークの都市模型を思い出される人もおられるかと思いますが、この東京の模型はフルカラー3Dプリンターを使って造形しているので、リアリティーあふれる色も楽しめますね。

模型のもとデータとなっているのは、ゼンリンのカーナビ用3D地図です。しかし、この地図は非常に高精度なので、3Dプリンターで造形できるようにするためには、多大な手作業による修正が必要です。

都市模型のもととなったゼンリンのカーナビ用3D地図

都市模型のもととなったゼンリンのカーナビ用3D地図

3Dプリンターで造形できるように加工した3Dモデル

3Dプリンターで造形できるように加工した3Dモデル

3Dモデルから3Dプリンターで模型を作るまでの手順

3Dモデルから3Dプリンターで模型を作るまでの手順

都市模型の製造を担当するスタッフ

都市模型の製造を担当するスタッフ

そのため、100ピースのうち、これまでに造形用データが出来上がったのは13ピース分だけです。

そこで同社は、3Dモデルデータを作る資金を集めるため、クラウドファンディングのKICKSTARTER(キックスターター)で、

 

資金を絶賛公募中

 

です。

キックスターターで、造形用データ作成の資金を公募中

キックスターターで、造形用データ作成の資金を公募中

通常は1ピース125ドル(1ドル=約130円。当時)のところ、出資者には1ピース85ドル~100ピース1万ドルという、お得な価格で都市模型が提供されます。

10月5日の正午現在(日本時間)で、既に27人から3717ドルの資金提供が集まっており、1万ドルを目標にしています。

このプロジェクト実現のためにも、皆さん、一口乗ってみてはいかがでしょうか。資金募集の締め切りは10月下旬となっています。

「ONE HUNDRED TOKYO」の企画・開発スタッフ

「ONE HUNDRED TOKYO」の企画・開発スタッフhttp://www.dmm.com/


「ONE HUNDRED TOKYO」のプロモーションビデオ

(注)アイジェットは2017年1月、DMM.comの完全子会社になったことが発表されました。(DMM.comのプレスリリースはこちら

(Visited 1 times, 2 visits today)

Translate »