管理人のイエイリです。
2016年度から国土交通省が推進している「i-Construction」政策が、目に見える経済効果を生み出し始めました。
東証一部上場の福井コンピュータホールディングスは、10月21日の取引終了後、「業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。
平成29年3月期第2四半期(平成28年4月1日~9月30日)の売上げ高は当初、45億円の予想でしたがフタを開けてみると49億9400万円と大幅に増加し、営業利益においては11億8500万円の予想が
ナ、ナ、ナ、ナント、
36%増の16億1700万円
となることが明らかになったのです。
これだけ急激に売上高と利益が伸びたのは、福井コンピュータHDに一体、なにが起こったのでしょうか?
その秘密は、国交省の「i-Construction」推進にあります。土工現場の生産性向上を実現するため、ドローンによる空撮写真や3Dレーザースキャナーなどで作成した点群データを土量計算や出来形管理などを行う施工管理法が急速に普及しています。
その点群データを扱う福井コンピュータの
3D点群処理システム
「TREND-POINT」が、地場建設会社や測量会社に爆発的に売れたため、当初の業績予想を大幅に上回る結果となったのです。
この発表を受けて、福井コンピュータHDの株価は翌週の10月24日に急伸し、2840円と年初来高値を更新しました。
i-Constructionの効果が株価を左右する時代になりましたね。次は建設会社や建設コンサルタントの業績向上も期待したいです。
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