BIMモデルをVRで見る! グラフィソフトのBIMxがまた進化
2017年1月10日

管理人のイエイリです。

グラフィソフトが開発・販売する「ARCHICAD」で作ったBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデルを手軽に見られる「BIMx」というソフトがあります。

これまではiPadやAndroid版タブレット、スマートフォンを使って、お施主さんとの打ち合わせや、設計事務所内での情報共有の目的などに、よく使われてきました。

タブレットによるBIMxの活用例(以下の資料:Graphisoft)

タブレットによるBIMxの活用例(以下の資料:Graphisoft)

このBIMxに、画期的な新機能が追加されました。スマートフォンを仕込めるようにした段ボール製のヘッドマウントディスプレー「Google Cardboard(グーグル・カードボード)」を使って

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

バーチャルリアリティー

 

による没入型のプレゼンテーションができるようになったのです。

「Google Cardboard」を使ってBIMモデルをVR体験しているところ

「Google Cardboard」を使ってBIMモデルをVR体験しているところ

 

段ボール製のヘッドマウントディスプレー「Google Cardboard」

段ボール製のヘッドマウントディスプレー「Google Cardboard」

 

使い方は簡単。BIMモデルをBIMxがインストールされたスマホに読み込み、VR機能を起動してGoogle Cardboardに収めるだけです。

このスマホ入りのGoogle Cardboardをめがねのように顔に付けると、左右の目の前には、立体視用の画像がそれぞれ表示され、BIMモデルの奥行き感や実寸感をリアルに感じながら見ることができます。

そして顔を上下・左右に向けると、目の前のVR画像もその方向に合った角度で表示されるので、まるでBIMモデルがそこに立っているかのように体感できるのです。

BIMxのVR機能を起動させたスマホをGoogle Cardboardに入れる

BIMxのVR機能を起動させたスマホをGoogle Cardboardに入れる

すると左右の目に対応した立体視用の画像が現れる

すると左右の目に対応した立体視用の画像が現れる

取りあえず、本格的なBIMモデルを見てみたいという人は、グラフィソフトのウェブサイトに多数のBIMモデルが用意され、ダウンロードできるようになっていますので体験してみるとよいでしょう。

グラフィソフトのウェブサイトからダウンロードできる本格的なBIMモデルの数々

グラフィソフトのウェブサイトからダウンロードできる本格的なBIMモデルの数々

ちなみに、Google Cardboardは

 

数百円から数千円

 

でさまざまなものが販売されています。

BIMを使った設計では、CGによるプレゼンはごく当たり前になりました。ウオークスルーからさらにVRへとプレゼンが進化することで、お施主さんとのコミュニケーションもますます盛り上がりそうですね。

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