管理人のイエイリです。
リコーと言えば、超小型の全天球カメラ「THETA」シリーズの開発・販売で知られています。
工事現場の施工管理やドローン(無人機)に積んでの空撮、ダウンライト穴から差し込んで天井裏の撮影など、建設業でも便利に使われています。
しかし、撮影した写真や動画は一度、メモリーに保存して後から見るという使い方しかありませんでした。
そこでリコーは全天球画像をリアルタイムに活用できる画期的な新製品「RICOH R Development Kit」を開発しました。
その特徴は、360°全天球の動画を
ナ、ナ、ナ、ナント、
24時間ストリーミング
で生中継できるというものです。
全天球を2Kの解像度で毎秒30フレームの動画によってライブストリーミングできます。
全天球映像はカメラ内で自動的に行われ、映像はHDMIまたはUSB端子によって出力できます。ACアダプターから電源を供給することで、24時間の連続稼働が可能になりました。
建設業での使い方としては、現場の真ん中にこのカメラを設置して、現場事務所などに生中継します。
この映像をパソコンやタブレットで見ると、ぐるりと周囲の作業状況を見渡すことができるので、監視カメラの台数を大幅に減らせそうです。
そして、バーチャルリアリティー(VR)用のヘッドマウントディスプレーを頭につけて、顔を上下左右に動かすと、まるで
現場の真ん中にいる
ような感じで周囲や上下を見回すことができます。
様々な用途が予想されるため、リコーではこの製品を用途開発向けの開発キットとして、2017年春に発売する予定です。
既に専用のウェブサイトが立ち上げられており、米国で開催中のイベント会場から生中継を行ったりしています。
あなたなら、どんな用途にこの新製品を使いますか?