管理人のイエイリです。
アパートの管理と言えば、大家さんがちょくちょく駐車場やゴミ置き場を見回り、不正駐車のクルマのワイパーに警告書をはさんだり、時間外のゴミ出しには注意書きを張ってマナー向上をうながしたりと、手間ひまのかかる業務という印象があります。
そこでレオパレス21とKDDIは、2018年3月26日から同4月25日まで、アパート管理業務を効率化するための実証実験を行っています。
入居者のお困りごとの上位にある「駐車場の不正駐車」と「時間外のゴミ出し・不正投棄」を
ナ、ナ、ナ、ナント、
センサーで遠隔監視
しようというものなのです。(レオパレス21、KDDI、アイレットのプレスリリースはこちら)
この実験は、レオパレス21 と KDDI 、KDDI グループのアイレット、そしてオプテックス(本社:滋賀県大津市)が共同で、埼玉県川口市内のレオパレス21管理物件で行っているものです。
不正駐車の管理は、駐車スペースに地磁気センサーを埋め込むことにより、駐車の有無を遠隔で検知し、駐車があると管理者に自動的に通知します。
また、ゴミ置き場の扉には開閉センサーを設置し、指定時間外に開閉があったときは管理者に通知します。
通知を受け取った管理者は、現場に設置してあるネットワークカメラで状況を遠隔監視できるというわけです。
つまり、駐車状況やゴミ置き場の開閉をデータ化して集約し、管理人によるアクションを現場にフィードバックすることで、
アパート管理のIoT化
を一歩進めるための実験と言えるでしょう。
現段階では、「こんな時間に駐車場にクルマが駐まるとはあやしい」「時間外にゴミ置き場の戸が開くのは、近所のあの人に違いない」といった具合に、管理人の勘と経験によって、不正などを感知しています。
近い将来は、この「あやしさ判定」はAI(人工知能)によるディープラーニングで、警告は自動音声や警備会社への自動通報で、というようにさらにIoTらしくなっていくのかもしれませんね。