声で手直し指示するとクラウドに!仕上げ検査の“3密”を防ぐAmiVoiceサービス
2020年8月6日

管理人のイエイリです。

アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区)と言えば、建設業の専門用語が飛び交う会議の音声を高い精度でテキスト変換し、自動的に議事録を作ってくれるどんどんテキスト化してくれる「AmiVoiceスーパーミーティングメモ」などの製品で知られています。

同社は、その音声認識機能を建築工事の配筋検査や配筋写真管理に応用した「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム」というクラウドサービスを提供してきました。

そして2020年8月1日には仕上げ検査の新機能が追加され、

ナ、ナ、ナ、ナント、

手直しを音声で指示

できるようになったのです。(アドバンスト・メディアのリリースはこちら

手直し指示を音声入力するイメージ(以下の写真、資料:アドバンスト・メディア)

システムの全体イメージ

建設会社の施工管理技術者は、手直し検査の現場にスマートフォンやタブレット端末を持っていき、手直しが必要な部分を見つけると指摘事項やコメントをタブレットに向かって話します。

するとシステムが音声をテキストに変換し、クラウド上のストレージサービスにアップしてくれるというわけです。いろいろと資料や機材で手がふさがりがちの検査ですが、指示事項を指で入力することなく、話すだけでいいというのは大変、効率的ですね。

また、現場で撮った写真をその場で添付したり、指摘事項を選択したりすることもできます。

協力会社に送られる画面の例。図面(左)やテキスト化された指摘事項(右)で手直し作業の一覧が確認できる

 

クラウドから手直し指示を受けた協力会社は、施工管理者と会うことなく現場で作業を行い、手直し後は

クラウドに報告

します。

協力会社からクラウドに送られた手直し報告。これを見てよければ「承認」ボタンを押す

部屋ごとに手直し後の確認状況もリアルタイムで更新される

そのため、仕上げ検査の手直し依頼から完了報告、承認までをすべて非対面で行うことができます。

新型コロナウイルスの感染予防対策として、工事現場でも“3密”の防止が叫ばれています。

これまでのように多くの人が集まる代わりに、クラウド上に情報を集約する方法を採ることで、「移動のムダ」、「会議のムダ」、そして「3密」を防止でき、いろいろな面で現場の生産性向上につながりそうですね。

気になるお値段は、下記の通りです。

■基本利用料(ストレージサービス 30G含む) 2,980円
※追加オプション 5G追加ごとに980円
・仕上げ検査 9,800円 / 1ライセンス
 指摘共有機能 10,000円 / 1現場当たり
 ※仕上げ検査のオプション機能
・配筋検査 1,980円/ 1ライセンス
・配筋写真管理 14,800円/ 1ライセンス
・内覧会 12,800円/ 1ライセンス

※ライセンスの数量にかかわらず1現場あたりの料金。協力会社は何社でも登録できる。 ※価格は税別

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