管理人のイエイリです。
本日(2020年10月23日)から、「iPhone 12 Pro」が予約したユーザーの元に届き始めることになっています。
一般ユーザーの評価は「斬新さを感じない」など、辛口なものもありますが、建設業関係者にとっては革命的な機種と言えます。
その理由は、“リアルタイム3Dスキャナー”ことLiDARセンサーが搭載されているからなのです。
そして、アプリも急速に進化しています。プロノハーツ(本社:長野県塩尻市)がLiDARセンサーを搭載したタブレット「iPad Pro」用に提供していた「pronoPointsScan」が早くもバージョンアップし、
ナ、ナ、ナ、ナント、
iPhone 12 Proにも対応
したのです。(App Storeのプレビューはこちら)
pronoPointsScanの対応機種は、LiDARセンサーを搭載したiPhone 12 ProやiPhone 12 Pro Max, iPad Pro (第2世代) 11インチディスプレイやiPad Pro (第4世代) 12.9インチディスプレイ以降です。
取得した点群は、その場でプレビュー表示ができるほか、XYZRGB形式のテキストファイルに書き出して、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトや3次元CAD・CG、VR(バーチャルリアリティー)などで利用できます。
今回のバージョンアップにより、1回のボタンで連続してスキャンできる「連続スキャンモード」(Contボタン)が新機能として追加されました。
無料によるお試しでは、連続撮影可能回数が5回に制限されますが、点群をファイルに書き出すことは可能です。
しかし、App Storeのアカウントでわずか860円を払うだけで、その制限は解除できるので、建設関係のユーザーは必携の1本と言えるでしょう。
また、10月23日の朝現在で、このアプリに対して21件の評価が寄せられており、
5段階評価で「4.5」
の点がついています。ユーザーの満足度もまずまずといった感じでしょうか。
プロノハーツでは、このアプリをベースとして、カスタマイズ開発も計画しています。すでに数社からの依頼も受けているそうです。
これまでステレオカメラなど、写真を使って行われてきた計測や施工管理システムも、iPhoneの3D点群計測を使ったものになると、ますます利便性が高まるのではないでしょうか。