施工BIM対応の「GLOOBE Construction」登場!点群から土量、ICT施工まで
2020年11月9日

管理人のイエイリです。

国産BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトの雄である、福井コンピュータアーキテクトの「GLOOBE」の最新版「GLOOBE 2021」が、2020年11月18日に発売されることになりました。

最新版「GLOOBE 2021」のイメージ(以下の資料:福井コンピュータアーキテクト)

今回のバージョンアップで最大のトピックスは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

GLOOBE Construction

という新ラインアップができたことなのです。

GLOOBE Constructionは、仮設計画や土工計画など施工BIMに対応しています。

仮設計画の機能としては、くさび緊結式足場の配置計画が行えるほか、梁枠や腕木、足場の布材、先行手すり、アサガオなどの各種部材入力や、張り出し足場などを3Dでシミュレーションできます。

そして第88条申請用の仮設計画図や部材数量集計も行えます。

足場を3Dモデル(左)でシミュレーションできるほか、仮設計画図(右)も作れる

重機関係の機能としては、タワークレーンや移動式クレーン、油圧ショベル、トラックなどの重機モデルが用意されており、吊り重量や車両の軌跡を確認しながら作業計画が行えます。

移動式クレーンの旋回範囲のシミュレーション

また、土工関係の機能も充実しており、土木分野で広く使われている福井コンピュータの3D点群処理システム「TREND-POINT」から現況地形を読み込み、整地・掘削の土工計画が行えます。

その際、各工程の土量をリアルタイムで確認できるので、土量をにらみながら計画を作成することができます。

このほか基礎データから根切り図を自動作成し、鋼矢板や親杭横矢板、SMWの山留め壁をモデリングして、切り梁や腹起こし、構台などの詳細な検討を行えます。

TREND-POINTから点群データで現況地形を読み込んだところ

土量をリアルタイムに確認しながら、整地や掘削の土工計画が行える

そして土工部分のデータを「Land XML形式」で書き出して、

ICT建機による施工

まで行うことができるのです。

土工モデルをLand XML形式に書き出し、ICT建機による施工が行える

国土交通省が土木分野で先行して進めてきた「i-Construction」のICT土工のノウハウが、いよいよ建築用BIMソフトでも活用できるようになったわけですね。

GLOOBE Constructionの登場と同時に、従来のGLOOBEは設計用の「GLOOBE Architect」と改名し、プレゼンテーション用のレンダリング機能を搭載した「GLOOBE V-style」も新たに加わりました。

「GLOOBE Architect」には、主要構造部の階別耐火性能を自動割り当てする機能も搭載された

最新のレンダリングエンジン「V-Ray」を搭載し、高精細なフォトリアルCGを簡単に作れる「GLOOBE V-style」

気になるお値段ですが、GLOOBE Architect(基本パッケージ)が年額15万円(税別。以下同じ)、GLOOBE Constructionの仮設計画版と土工計画版がそれぞれ年額6万円のサブスクリプション価格となっています。

また、GLOOBE V-styleはライセンス販売で20万円です。

BIMソフトはこれまで、建物本体を3Dモデリングする機能を充実してきましたが、これからは仮設材や土工など、建物本体以外の部分をいかに効率化して3Dモデリングや数量計算できるかが問われる時代になってきたようです。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »