サンダーバード2号&4号が現実に! KDDIらが世界初の“水空合体ドローン”を開発
2021年6月14日

管理人のイエイリです。

1960年代にテレビ放映されたSF特撮人形劇「サンダーバード」は、半世紀たった今でも古さを感じさせません。

劇中に登場するサンダーバードの中で、「2号」のコンテナで海上に空輸された潜水艇「4号」が水中に向けて発進するシーンは、最も魅力的なものの一つです。

その証拠に、老舗プラモ会社、青島文化教材社(本社:静岡市葵区)は先月(2021年5月)から、350分の1スケールの「サンダーバード2号&4号」の復刻販売を始めました。

復刻販売が始まった「1/350 サンダーバード2号&4号」のパッケージ(資料:青島文化教材社)

時代は進化し、このサンダーバード2号と4号の連携プレーが実現しようとしています。

KDDIKDDI総合研究所、そしてプロドローン(本社:名古屋市天白区)の3社は、ダムや港湾設備の点検、水産漁場監視などの作業に活用するため、

ナ、ナ、ナ、ナント、

世界初の水空合体ドローン

を開発し、2021年5月31日に技術実証を完了したのです。(KDDI、KDDI総合研究所、プロドローンのプレスリリースはこちら

世界初の水空合体ドローン。親機下部のコンテナ内には、子機となる黄色い水中ドローンが格納されている(以下の写真、資料:KDDI、KDDI総合研究所、プロドローン)

機体はプロドローンが開発し、親機となる空中ドローンに、子機となる水中ドローンが搭載された合体型の構造になっているのが特徴です。

調査を行う水域まで、親機が飛行して着水し、そこで子機を水中に向けて発進させます。まるでサンダーバード2号が4号を抱えて水難現場に急行し、投下されたコンテナから4号が水中に発進するシーンのようですね。

子機を抱えて自律飛行する親機ドローン

調査水域に到達すると着水する

親機から発進した子機の水中ドローンが潜行する様子

調査終了後、子機ドローンを回収し、離水する親機ドローン

これまで、水中ドローンで調査するときは点検場所まで船を出す必要がありましたが、水陸合体ドローンは自律飛行によつて現場まで飛んでいけます。

ドローンの制御は、KDDIの携帯通信ネットワークを利用した「スマートドローンプラットフォーム」によって行い、

タブレットによる遠隔操作

で飛行、着水、分離、潜航、浮上、回収、帰還といった一連の動作を制御できます。

水中ドローンの位置は、KDDI総合研究所独自の音響計測技術で正確に測定できるほか、子機からの映像はリアルタイムにパイロットに伝送されます。

スマートドローンプラットフォームによる遠隔操作のイメージ

これまで危険がつきものだった水域インフラや水産養殖施設の点検作業は、この水空合体ドローンによって自宅からのテレワークも可能になりそうです。

この水空合体ドローンは、2021年度中に各用途に応じた実証を行い、2022年度の商用化に向け開発を行っていきます。

2021年6月14日~16日に千葉・幕張メッセで開催される「ジャパンドローン2021」のKDDIブースに展示される予定ですので、ご興味のある方は、見に行ってみてはいかがでしょうか。

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