パナソニックが照明設計を完全BIM化! Revit用フリーソフトで配置から照度まで
2021年6月2日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)が普及したとはいえ、照明の設計をBIMで行うのは一筋縄ではいきません。

その理由は数多くの光源からの光や太陽光が、周囲の物体に反射しながら複雑に影響するからです。

これまでは正確な見え方を再現するために、光源のデータ設定から計算までに膨大なデータ処理時間がかかっていました。

この問題を解決するため、パナソニック ライフソリューションズ社は、BIMソフト「Revit」に対応した照明シミュレーション用のフリーソフト「Lightning Flow」を開発し、2021年6月21日にアップデートすることになりました。

Revit対応の照明シミュレーション用フリーソフト「Lightning Flow」で作成したCG(以下の資料:パナソニック ライフソリューションズ社)

RevitのBIMモデル上に配置した照明器具のデータや太陽光のデータを読み取り、独自開発した高速相互反射計算システムによって、光の効果を

ナ、ナ、ナ、ナント、

瞬時に計算し、確認

できるのです。(パナソニック ライフソリューションズ社のプレスリリースはこちら

また、Lightning Flowの画面上でも照明器具のデータを変更でき、その結果はリアルタイムにCGや照度計算に反映されます。そのスピードは下の動画を見るとよくわかります。

「Lightning Flow」の作業画面。3D空間内の照明器具を変更するとリアルタイムにCGに反映される

別の画面に切り替えるとすぐに照度値が確認できる

そして、Lightning Flowで変更された照明器具のデータは、RevitのBIMモデルにも双方向で反映されます。

同社では、約2万種類にも及ぶパナソニックの照明器具をRevitの平面図上に効率的に配置できる「ルミナスプランナー」というフリーソフト(有償版もあり)も公開しています。

今回、公開されるLightning Flowと併用することで、BIMモデル上への照明器具の配置から照度計算までを

BIMで一貫処理

できるようになりました。

もちろん、各照明器具のBIMデータには、照明の計算に必要な属性情報が内蔵されているので、いちいち器具のカタログを調べてデータを入力する必要はありません。

ルミナスプランナー ←→ Revit ←→ Lightning Flowの双方向連携イメージ

平面図上に照明器具を効率的に配置できるルミナスプランナーの機能例

これだけ高精度の照明設計が短時間で行えると、完成時のイメージを視覚的に確認しながら関係者の合意形成がスピーディーに行えるようになりますね。

また、既存建物もこれらのソフトで「照明のデジタルツイン(デジタルの双子)」を作成すると、リニューアル工事による照明のイメージをビフォー・アフターで検討することにも利用できそうです。

フリーソフトなので、Revitユーザーぜひ、お試しください。

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