管理人のイエイリです。
スガツネ工業(本社:東京都千代田区)は、上吊り式の引き戸を作るための金物「FDシリーズ」を販売しています。
軽い力で開閉できるだけでなく、引き戸が開閉する際、最後の100mmほどは、扉が減速してゆっくり止まる「ソフトクローズ機能」を備えているので、子どもがいる家庭や老健施設などでも安心して使えます。
ただ、数多いラインアップの中から、扉の寸法や開き方、レールの取り付け方法などから目的に合った製品を選ぶのは手間ひまのかかる作業でした。
そこで同社は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
製品を自動的に選べる
WEB選定ツールを開発し、このほど公開したのです。(スガツネ工業のプレスリリースはこちら)
製品は、ホテル用、老健施設用、店舗用、一般住宅用の4種から、片開き、引き違いなど5種の扉の開き方によって選べます。いったい、どのように選ぶことができるのか、イエイリも試してみました。
最初のステップでは、使用場所や扉の開き方、上レールの取り付け方法、上ローラーの取り付け方法をクリックして選び、扉の寸法や質量を入力します。ソフトクローズ機能のシングル/ダブルも選べます。
条件に合った製品があった場合は、選定結果の一覧が表示されますので、扉の幅や重なり代など、さらに細かい寸法を追加入力します。
すると、FDシリーズ製品の仕様をもとに、これまで面倒だった
操作扉のトリガー位置
などが自動的に計算されるのです。
その後、ローラー用の化粧キャップなどのオプションを選ぶと、部品の内訳と合計金額の見積もりが即座に表示されます。その後、CAD図面をダウンロードしたり、取扱説明書やカタログに飛んだりすることも可能です。
スガツネ工業のウェブサイトではFDシリーズのほか、フラット移動間仕切り、ステーなど様々な製品用の設計支援や自動選定ツール公開しています。
製品の選定や発注には、カタログや図面などを調べながら細かい寸法などを決めていくといった手間ひまがかかっていました。
建材メーカーが公開している自動選定ツールを“AI”のように活用すると、設計や見積もりなどが効率的に行え、生産性向上に役立ちそうですね。