大成建設がスマホのやりとりを自動的に帳票化! 現場の書類作成から解放する「ティーコミュ」を開発
2022年2月17日

管理人のイエイリです。

工事現場で働く技術者の大きな負担になってきたのが、安全管理や品質管理などに関する書類作成です。

スマートフォンやタブレットなどを使って、各種情報を自動的に帳票化するシステムも導入されてきましたが、複雑な操作が必要なものが多く、現場で働く工事関係者は、「もっと、シンプルで簡単なシステムがほしい」と感じていました。

そこで大成建設は、沖電気工業(OKI)と共同で、スマートデバイスを使って現場での作業内容や、指示などの情報を一元管理し、リアルタイムに共有できるクラウドシステム「T-Communication」(愛称:ティーコミュ)を開発しました。

そのお手軽さは、これまでになかったものです。

というのは、スマホなどで作業に関してやりとりした会話や写真などデジタルデータから、

ナ、ナ、ナ、ナント、

各種帳票を自動作成

し、時系列で整理し、関係者全体でリアルタイム共有できるのです。(大成建設のプレスリリースはこちら

ティーコミュの画面(資料:OKI)

スマホなどでやりとりしたメールや写真、会話などが自動的に帳票化されていくイメージ(資料:大成建設)

つまり、スマホなどを使って、作業指示や完了報告など日ごろの仕事を行うだけで、その内容を自動的に書類にまとめ、“デジタル本棚”に時系列で整理してくれるというわけです。

作成された書類データは、関係者全員が一覧表を介してリアルタイムに見ることができるので、それだけで進捗状況がわかります。

自動作成された個別情報シートは、リアルタイムに時系列で一覧表化される。一覧表を見るだけでも、工事がどこまで進んでいるのかがすぐにわかる(資料:大成建設)

こうした高機能にもかかわらず、個別情報シートや一覧表などを作成する時は、

ワンプッシュや音声入力

など、スマホっぽいシンプルな操作で行えます。デジタル機器に慣れていない現場作業者でも使いやすくなっています。

まるで工事関係者一人一人に、秘書がついて回り、その場その場で書類を作ってくれるような感じですね。書類作成のDX(デジタル・トランスフォーメーション)と言っても、過言ではありません。

両社はこのシステムを2022年4月に竣工予定のOKI本庄工場H1棟(埼玉県本庄市)のほか、10件の現場で検証し、効果を確認しました。

OKIの新工場のイメージ(資料:OKI)

大成建設では今後、自社の現場約50カ所でこのシステムの追加実証を行い、生産性向上と働き方改革を両立するツールとして積極的に社内展開していく方針です。

また、OKIはこれらの実証データの提供を受け、さらなる機能拡張と商品化に向けた開発を進めていく予定です。

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