管理人のイエイリです。
中古住宅のメンテナンスで重要なのが、外壁クラック調査です。
その作業はこれまでは目視で行われており、小さなひび割れにスケールを当てて幅を読み取るのに多大な手間ひまと負担がかかっていました。
この作業を楽にしようと、東急リバブル、ジャパンホームシールド、Ristは、iPhoneとAI(人工知能)を使って外壁クラックを自動的に診断するアプリを共同開発し、2022年8月に特許を取得しました。(2022年11月10日の当ブログ参照)
このアプリが、2023年9月、「CRACK SCANNER」という名前で、
ナ、ナ、ナ、ナント、
外販が開始
されることになりました。(東急リバブルのプレスリリースはこちら)
使い方は簡単。現場のクラックの横にQRコード付きのマーカーを張り付けて、クラックごとiPhoneで撮影するだけです。
するとその画像データを、ディープラーニング技術を実装したAIアプリがクラウド上で解析し、最短15秒のスピードでひび割れの形や最大幅を計測し、結果をiPhoneの画面上に表示します。
スケールを当てる必要なく、撮影するだけなので作業はぐっと楽になり、結果も個人差が出ないので検査の品質もよくなりそうですね。
手軽に使える割には、
計測精度は0.01ミリ
と、高精度です。
これまでもクラウドに写真を送って、ひび割れをトレースしたり幅を計測したりするサービスはありましたが、高解像度のカメラで撮影する必要がありました。
その点、このサービスは使い慣れたiPhoneで大丈夫なので、誰でも検査業務を効率化できそうですね。2024年問題の解決にも寄与してくれそうです。
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