管理人のイエイリです。
東京都内に勤務する「たけべさん」は、ヘルメットをかぶり、緊張した面持ちで両手のレバーを操作しています。
彼女が挑戦しているのは、ある現場に置いたショベルカーを遠隔操作で運転することです。
バケットが振り下ろされ、地上に押し付けられた瞬間、緊張が解け、その表情は「うれしい、楽しい」とほほみに変わりました。
彼女が遠隔操作で行っていたのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
“想い出の解体工事”
だったのです。(オプテージのプレスリリースはこちら)
彼女が解体したのは、元カレとの写真やアルバムなど、想い出の品々です。
元恋人や昔の夢など、過去への未練を断ち切って、新たな一歩を踏み出したいと思っている人は多いでしょう。しかし、手元にアルバムなど、想い出の品が残っていると、ついつい処分がおろそかになってしまいがちです。
「たけべさん」もその一人でした。
そこで、遠隔操作のショベルカーを使って、これらの想い出の品を徹底的に破壊することで、過去に見切りを付け、スッキリした気持ちで新たな生活に踏み出すことができたのです。
この企画は、独自の光ファイバーネットワークで高速・高品質な情報通信サービスを展開するオプテージ(本社:大阪市中央区)が、2024年のバレンタインデーに合わせて実施する「想い出の解体工事現場」というものです。
建設機械の遠隔操作は、東大発スタートアップの
ARAVとコラボレーション
して実現しました。
「想い出の解体工事現場」イベントは、2024年2月8日、13日、14日に行われ、東京・渋谷のマイラボ渋谷に設置された運転席から、千葉県ARAVテストフィールドのショベルカーを一般の参加者自身が遠隔操作し、想い出の品を解体します。
参加募集は1月25日まで行っています。推奨される想い出の品は、「マグカップやお皿」、「一緒に手作りしたもの」から「写真やアルバム、手紙」、「プレゼントされた服」、そして「ベッドやイスなどの家具」といった大物までがあります。
詳細や参加申し込みは、「マイラボ渋谷」のウェブサイト(https://mylab-shibuya.jp/events/omoidekaitai/)をご覧ください。
通信技術を活用した未来の建設業界を体験しながら、想い出の解体工事を行い、未練を断ち切るのは、きっとよい想い出になりそうです。