管理人のイエイリです。
大阪・夢洲にある2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の会場で、このほど来場者の休憩用に使われる「森になる建築」の構造体2棟が完成しました。
このパビリオンは「大地の広場」で建設中ですが、その躯体は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
3Dプリンターで現場造形
されたものなのです。(竹中工務店のプレスリリースはこちら)
このパビリオンの建設を担当するのは、竹中工務店を代表企業とし、協賛企業4社、協力企業5社からなる企業連合です。
パビリオンの直径はそれぞれ直径4.65m、高さ2.95mです。造形材料にはダイセルのバイオマスプラスチック「CAFBLO」を使用しました。
造形に使用した「CAFBLO」は、木材を原料とした酢酸セルロース樹脂で、生分解性があるため、会期が終わった後は、
分解して土に還る
ため、文字通り「森になる建築」というわけです。
また、この建物は2024年10月25日付けで「最大の生分解性の3Dプリント建築(一体造形)」(Largest 3D-Printed biodegradable
building (monolithic))として、ギネス世界記録に認定されました。
今後は、伝統工芸の職人が作った和紙と、植物の種をすきこんだ和紙「シーズペーパー」、福祉施設でつくられた和紙を組み合わせて、構造体に張る外装工事や、周囲の緑化工事を進め、2025年4月の完成を目指すとのことです。
関西・大阪万博が開幕したら、立ち寄って休憩もそこそこに、詳しく内外を見てみたいパビリオンですね。
関西・大阪万博が開幕したら、立ち寄って休憩もそこそこに、詳しく内外を見てみたいパビリオンですね。
(Visited 1 times, 1 visits today)