本郷飛行機が“線路”に沿って飛ぶドローンを開発! 屋内自動巡回ルートを誰でもわかりやすく設定
2024年1月17日

管理人のイエイリです。

ビルや工場の内部など、GNSS(全地球測位システム)が使えない場所で、ドローン(無人機)による巡回点検や警備などを行う時、問題となるにはドローンに自分の位置を把握させる方法です。

壁にQRコードを張ったり、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)のデータと画像解析を組み合わせたりと、様々な方法が開発されていますが、専門家でないと設定が難しく、一般の作業員にはドローンの飛行ルートが分かりにくいといった課題もありました。

そこで、東大発のドローンスタートアップ企業、本郷飛行機(本社:東京都文京区)は、ドローンの飛行ルートを誰でも設定でき、その場で作業する人にもわかりやすい、超シンプルな屋内用ドローンとして、「P250-LN」のおてがる版を発売することになりました。

本郷飛行機が発売する屋内用ドローン「P250-LN」のおてがる版(以下の資料、写真:本郷飛行機)

本郷飛行機が発売する屋内用ドローン「P250-LN」のおてがる版(以下の資料、写真:本郷飛行機)

ドローンの飛行位置を設定するのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

カラーのラインマーカー

を床に張るだけなのです。(本郷飛行機のプレスリリースはこちら

ドローンの飛行ルート設定作業は、床にカラーテープを張るだけ

ドローンの飛行ルート設定作業は、床にカラーテープを張るだけ

このドローンは、建物内に“線路”を引くように途切れなく設置されたラインマーカーに沿って飛行します。

ラインマーカー上に置いた離着陸ポートから自動的に離陸し、指定されたルートを巡回し、写真撮影などを行った後、着陸して自動充電します。

ラインマーカーに交差点を作ることで、前進・固体や旋回・昇降の指示を与えます。

これまでは、P250-LNは、同社がラインマーカーの設置や機体のカスタマイズを行うソリューションとして提供してきましたが、今回、誰でもラインマーカーが設置できる「おてがる版」のセットを新たに発売しました。

ラインマーカー上に置いた離着陸ポートから離陸するドローン

ラインマーカー上に置いた離着陸ポートから離陸するドローン

ドローンはラインマーカーに沿って飛行するので、他の人にもわかりやすい

ドローンはラインマーカーに沿って飛行するので、他の人にもわかりやすい

ドローンが撮影した映像は、離れたところからでも確認できる

ドローンが撮影した映像は、離れたところからでも確認できる

飛行後、着陸して自動充電するドローン

飛行後、着陸して自動充電するドローン

使用するドローンは、本体が150mm×150mm×80mm、ローター径が100mmで、重量約250g(バッテリー込み)の小型のものです。飛行時間は約15分で、機体には4K相当のカメラが搭載されています。

「おてがる版」のセット内容は、ドローンやバッテリーのほか、離着陸ポート、Wi-Fiルーター、操作用のタブレット、そしてラインマーカーのサンプルからなります。

飛行する通路の幅は70cm以上、高度は70cm~3.5m必要です。ドローンがラインマーカーを見失わないようにするため、外光による白飛びや照明の明るさに気を付ける必要があります。

そこで、専用のアプリケーションを使って、

飛行可能かを確認

できるようになっています。

使用例としては、点検や撮影のほか、屋内のメーターや漏水の確認、荷物に付いているQRコードの読み取り、棚卸しなど幅広く使えます。

ドローンを2台導入し、様々な業務に使うシーンをイメージしたもの

ドローンを2台導入し、様々な業務に使うシーンをイメージしたもの

GNSSの電波が届かない場所で、手軽にドローンによる点検などを行いたい方は、ラインマーカー方式のドローンを検討してみてはいかがでしょうか。

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