NTTドコモと奈良先端大がMR版“どこでもドア”を開発! リアルからバーチャルへ劇的移動
2025年3月10日

管理人のイエイリです。

VR(バーチャルリアリティー)のデモンストレーションをするとき、まずはヘッドセットを着け、「それでは始めますよ」とVRコンテンツを流すのが一般的です。

もしくは、既にヘッドセットにVRコンテンツが表示されている状態で、それを少しずつ見ながら着用することもよくあります。

いずれにしても、「リアル空間からバーチャル空間」への変わり目の瞬間を演出するには、ややワクワク感に欠けるきらいがありますね。

そこでNTTドコモ奈良先端科学技術大学院大学は、このリアルとバーチャルを自然につなぎ、ドラマチックに演出する画期的なMR(複合現実)システムを開発しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

“どこでもドア”

のように、リアルなドアからバーチャル空間へと、自然に入って行けるのです。(NTTドコモのプレスリリースはこちら

リアル空間のドアを開ける(左)と、その奥にはバーチャル空間が広がっている(右)という、自然な流れでリアルとバーチャルの間つなぐ(以下の写真、資料:NTTドコモ、奈良先端科学技術大学院大学)

リアル空間のドアを開ける(左)と、その奥にはバーチャル空間が広がっている(右)という、自然な流れでリアルとバーチャルの間つなぐ(以下の写真、資料:NTTドコモ、奈良先端科学技術大学院大学)

この技術は、ヘッドマウントディスプレー型コンピューター「Apple Vision Pro」用に開発されました。

リアル空間にあるドアの隅を指先で2カ所選択すると、システムは扉の存在を認識します。その後は扉を開閉する手の動きだけを検知し、扉の奥にはバーチャル空間が広がり、そこに入っていくという感覚を味わえるのです。

ドアの隅を指先で2カ所選択すると、システムがドアと開ける手の動きを認識する

ドアの隅を指先で2カ所選択すると、システムがドアと開ける手の動きを認識する

扉を開けると、その奥にはバーチャル空間が広がっている

扉を開けると、その奥にはバーチャル空間が広がっている

リアル空間からバーチャル空間へと自然に入っていく感覚が味わえる

リアル空間からバーチャル空間へと自然に入っていく感覚が味わえる

バーチャル空間のデータは、CGのほか実写の観光地や不動産物件、ゲームやアニメの世界など、様々なコンテンツが使えます。

この技術は、

大阪・関西万博

の「けいはんな万博 in 夢洲」で、2025年4月23日と9月19日に「MR技術を使った扉をくぐってバーチャル旅行しよう!」というテーマで出展されます。

興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

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