管理人のイエイリです。
VR(バーチャルリアリティー)のデモンストレーションをするとき、まずはヘッドセットを着け、「それでは始めますよ」とVRコンテンツを流すのが一般的です。
もしくは、既にヘッドセットにVRコンテンツが表示されている状態で、それを少しずつ見ながら着用することもよくあります。
いずれにしても、「リアル空間からバーチャル空間」への変わり目の瞬間を演出するには、ややワクワク感に欠けるきらいがありますね。
そこでNTTドコモと奈良先端科学技術大学院大学は、このリアルとバーチャルを自然につなぎ、ドラマチックに演出する画期的なMR(複合現実)システムを開発しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
“どこでもドア”
のように、リアルなドアからバーチャル空間へと、自然に入って行けるのです。(NTTドコモのプレスリリースはこちら)
この技術は、ヘッドマウントディスプレー型コンピューター「Apple Vision Pro」用に開発されました。
リアル空間にあるドアの隅を指先で2カ所選択すると、システムは扉の存在を認識します。その後は扉を開閉する手の動きだけを検知し、扉の奥にはバーチャル空間が広がり、そこに入っていくという感覚を味わえるのです。
バーチャル空間のデータは、CGのほか実写の観光地や不動産物件、ゲームやアニメの世界など、様々なコンテンツが使えます。
この技術は、
大阪・関西万博
の「けいはんな万博 in 夢洲」で、2025年4月23日と9月19日に「MR技術を使った扉をくぐってバーチャル旅行しよう!」というテーマで出展されます。
興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
(Visited 1 times, 4 visits today)