トプコンがチルトローテーターを自動制御する「MC-Maxショベル」を発売! 出来形もリアルタイム集計
2025年3月11日

建設工事で欠かせない建設機械、バックホーの世界で最近、効率的に施工できると話題になっているのがバケットを傾けたり、旋回させたりする「チルトローテーター」という機構です。

バケットの傾斜や旋回を可能にするチルトローテーター機構(以下の写真:トプコン)

バケットの傾斜や旋回を可能にするチルトローテーター機構(以下の写真:トプコン)

トプコンは、このチルトローテーターをさらにパワーアップするシステム「MC-Maxショベル」を2025年3月に発売しました。

チルトローテーター付きバケットの傾斜や旋回を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

自動制御

することができるのです。(トプコンのプレスリリースはこちら

チルトローテーター付きバックホーを自動制御する「MC-Maxショベル」

チルトローテーター付きバックホーを自動制御する「MC-Maxショベル」

普通のバックホーで盛り土の法面を仕上げるときには、バックホーを斜面に正対した向きで作業する必要があるので小まめに移動しながら作業しています。

一方、チルトローテーターが付いていると小まめに移動する必要はなく、斜めの方向からも整形作業が行えるので効率的です。

その効果は、2024年9月30日に国土交通省が開催した「ICT導入協議会」でも、「バケット容量が0.09m3のバックホーでも約5割の稼働時間減少が確認できた」と報告されたほどです。

この高効率なチルトローテーターを、さらにGNSS(全地球測位システム)やトータルステーションと連動させて、マシンガイダンスやマシンコントロールが行えるようにしたので、法面仕上げの効率はさらに向上しそうですね。

このほか、バケットの刃先位置を正確に計測して、施工履歴データを記録する機能も搭載されました。

その結果、出来形管理の手間が大幅に削減されるほか、施工の進ちょくも

リアルタイムに把握

できるのです。

複数の建機からの施工履歴データを集約すれば、現場全体の「出来形」と「出来高」をオートメーションで管理することができ、生産性向上に大きく貢献してくれそうですね。

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