管理人のイエイリです。
エルザ ジャパン(本社:東京都港区)と言えば、高性能グラフィックボードやゲーミングパソコンなど、高性能な3D画像処理機器のメーカーとして知られていますが、法人向けには自律走行やAI(人工知能)学習機能などを備えたロボットも販売しています。
同社はこのほど、中国のDEEPRobotics社が開発した全地形対応ロボット「Lynx」を発売することとなり、予約販売を始めました。
その外観は一見、四足歩行ロボットのようですが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
4本の足に駆動輪
が付いているのです。(エルザ ジャパンのプレスリリースはこちら)
これまでの四足歩行ロボットは、車両などが通行できない不整地や段差があっても、一歩一歩、踏みしめながら走行できるメリットが評価されてきました。
一方、舗装された道ではタイヤ付きのロボットに比べて、移動速度が遅いというデメリットもありました。
その点、Lynxは四足歩行とタイヤの両方を備えているので、荒地や段差は四足歩行、道路などはタイヤ走行によって時速約18kmで高速移動できるのが特長です。
Lynxの大きさは80cm×50cm×60cmで、質量は30kgです。微細な粉じんや水しぶきに対応できる「IP54」の防塵防水性能を持っているので、川や沼地、災害現場など水のある場所や、悪天候下でも稼働できる「タフさ」を備えています。
ペイロードは12kgなので、測量機器やカメラなども搭載できそうです。
また、AIとマシンが統合して認識や学習、行動を行う「Embodied AI」の技術により、不整斜面や階段、石段などの路面状態をカメラで認識し、
二足歩行
やバック転などのアクロバティックな動作も可能です。
不整地や階段などでは、四足歩行や二足歩行を活用し、適した場面でタイヤ走行を併用することで効率的な移動を実現します。
気になるお値段ですが、2025年2月28日までは予約販売キャンペーンを行っており、予約特価は265万円(税別)となっています。製品の引き渡しは2025年3月以降になるとのことです。
ご興味のある方はエルザ ジャパンの予約販売サイトをご確認のうえ、メールでお申し込みください。