古野電気が“置くだけ監視カメラ”を発売! 電源なくても遠隔で夜間、タイムラプス撮影できる
2025年4月15日

管理人のイエイリです。

工事現場での盗難や河川への不法投棄などを防止するため、遠隔制御できる監視カメラを取り付けたい場合があります。

しかし、電源や通信ケーブルの問題でなかなか設置できない場合もありますね。

古野電気(本社:兵庫県西宮市)は2025年4月、そんな場所にも手軽に設置できる簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」を発売しました。

屋上に設置した簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」(以下の写真、資料:古野電気)

屋上に設置した簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」(以下の写真、資料:古野電気)

現場に“置くだけ”で、

ナ、ナ、ナ、ナント、

配線なしで夜間撮影

までできるのです。(古野電気のプレスリリースはこちら

電源はソーラーパネルと内蔵バッテリーで供給する

電源はソーラーパネルと内蔵バッテリーで供給する

重さは約3kgと小型・軽量のため片手でも持てる

重さは約3kgと小型・軽量のため片手でも持てる

その秘密はソーラーバッテリーと内蔵バッテリーにあります。従来の遠隔監視カメラは、大型のソーラーパネルと大容量のバッテリーが必要でしたが、この製品は省電力化を図ることで小型化を実現しました。

雨天や曇りが続いた場合でも、内蔵バッテリーで5分に1回の撮影を7日間以上行うことができます。

重さは約3kgと小型・軽量のため街路灯や既設の単管パイプなどに手軽に設置できます。防塵・防水性能は「IP66」です。

もう一つの特徴は、超高感度なことです。そのため暗い場所でもフラッシュや補助照明なしで、鮮明な写真を撮影できます。

一般的なカメラで夜間、フラッシュなしで撮影した写真

一般的なカメラで夜間、フラッシュなしで撮影した写真

同じ場所で、FWCによりフラッシュなしで撮影した写真

同じ場所で、FWCによりフラッシュなしで撮影した写真

そして、従来のWi-Fiよりも低消費電力で通信できる920MHz帯の「Wi-Fi HaLow(ワイファイ ヘイロー)」アクセスポイントや

LTE通信に対応

しており、パソコンやスマートフォンで専用閲覧サイトを通じて撮影画像を確認できます。

専用閲覧サイトの画面イメージ。最新画像(左上)、平常時画像と最新画像の比較(右上)、撮影場所(左下)、撮影間隔画質の変更(右下)などの表示・制御が行える

専用閲覧サイトの画面イメージ。最新画像(左上)、平常時画像と最新画像の比較(右上)、撮影場所(左下)、撮影間隔画質の変更(右下)などの表示・制御が行える

この製品は、国土交通省の簡易型河川監視カメラの仕様にも準拠しています。

遠隔地の現場を監視・記録したいときに、手軽に使えそうですね。

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